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長崎大学名誉校友である 下村 脩 先生のノーベル化学賞受賞が決定しました。(総務部総務課)

ノーベル化学賞に長崎大学名誉校友下村脩先生

下村脩先生 薬学部に設置された懸垂幕
下村脩先生 薬学部に設置された懸垂幕

国道沿いに設置された看板

国道沿いに設置された看板

長崎大学名誉校友である下村脩先生の,ノーベル化学賞受賞が決定しました。
下村先生は,昭和26年,薬学部の前身である長崎医科大学附属薬学専門部を卒業後,本学の助手となり,名古屋大学で理学博士を取得しました。昭和35年,フルブライト奨学金により米国プリンストン大学に留学し,ライフワークとなるオワンクラゲの生物発光とめぐり合いました。その後も名古屋大学,プリンストン大学,ボストン大学,ウッズホール海洋生物学研究所において研究を続け,退職後もマサチューセッツの自宅において研究を継続してきました。
下村先生は,世界で初めてオワンクラゲより発光タンパク質イクオリンと緑色蛍光タンパク質GFPを発見し,発光機構を解明しました。その後,種々の発光生物の科学的解明を行い,生物発光分野での世界的な研究者となりました。特にGFPを発見したことは,生きた細胞内の特定の場所や機能タンパク質を蛍光標識して観察することを可能とし,遺伝子発現のレポーターなどに多用されるなど,分子生物学の分野に大きく貢献し,これらが評価されこのたびの受賞に至りました。
キャンパス内はお祝いの懸垂幕や看板を設置するなど,地方大学出身者初の受賞に沸き返りました。


(総務部総務課)