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  • 受 賞

「産学官コンソーシアムによる海洋エネルギー産業地域拠点形成」が 「令和5年日本船舶海洋工学会 社会貢献賞」を受賞

 本学及び長崎県・長崎総合科学大学・海洋産業クラスター形成推進協議会の4者が取り組んでいる「産学官コンソーシアムによる海洋エネルギー産業地域拠点形成」が、令和5年日本船舶海洋工学会の社会貢献賞を受賞しました。 これは、水産県長崎において、大学と自治体の4者が海洋エネルギー関連分野における連携協力体制を構築し、2013年度頃から10年間にわたり実施してきた種々の活動が「我が国の海洋エネルギー産業づくりに貢献を果たしている」として船舶工学・海洋工学分野では日本で唯一の学会である日本船舶工学会に評価されたものです。
 本学は2015年に県主催の「長崎県海洋エネルギー産業拠点形成構想」にて長崎県と共に構想を策定し、「海洋分野の学際的研究促進」、「海洋エネルギー関連分野における研究開発」・「新事業創出」・「人材育成」において、連携協力しながら、活動を推進してきました。その結果、アジアで最初となる総合的な洋上風力発分野の社会人育成機関である長崎海洋アカデミー(https://noa.nagasaki.jp/)開設や、全国初となる長崎県五島市奈留瀬戸(国指定の実証フィールド)での大型潮流発電機実証実験など、アジア・全国を先駆けた取り組みに繋がりました。
 今後も長崎県に集積している船舶・海洋に関する経験やノウハウを活かし、次世代のビジネスと成りうる、海洋エネルギー産業を創造するプラットフォームとして活動を推進していきます。

日本船舶海洋工学会 春季講演会にて表彰式の様子

【山本郁夫副学長(産学連携担当)・教授のコメント】
 この度、産学官の連携による海洋エネルギー産業地域拠点形成に関して、伝統ある日本船舶海洋工学会より社会貢献賞を頂きましたことは、現在までの10年間の活動が社会面、学術面で世の中から認められたことになり、関係機関一同喜びを分かち合っており、大変光栄に存じます。同時に、今後の活動の一層の励みになり、身の引き締まる思いでございます。弊学におきましても、洋上風力発電、潮流発電、インテリジェント養殖、海洋ロボット、海洋環境計測など海洋エネルギーに関わる教育、研究、産学連携活動を積極的に進めており、今後も海洋産業の進展や人材育成カリキュラムの実践を通して世界に通ずる研究、教育、産業の中核分野に成長させていきたく思っておりますので、引き続き皆様の御協力をよろしくお願い申し上げます。