2023年08月28日
医歯薬学総合研究科医療科学専攻(博士課程)作業療法分野4年の尾﨑充希さんは、令和5年8月26日に行われた一般社団法人日本特殊教育学会において、「特別支援学校における脳性まひ者の主体的な学びを促すCO-OPを基盤とした授業づくり」という演題について、第20回日本特殊教育学会実践研究賞を受賞しました。
同賞は、令和4年度発行の「特殊教育学研究」「Journal of Special Education Research」掲載論文中、大変優れた研究に授与されるものです。
この研究では、受身的な態度を示す脳性まひの生徒に対して、作業療法で用いられているCognitive Orientation to daily Occupational Performance(CO-OP) アプローチを援用した授業実践を行った結果、主体性が育ちにくいとされる脳性まひの生徒が、自身で目標を決め、その達成に向けて考えて行動し問題解決を図ることができました。CO-OPアプローチを学校教育に導入することによって、脳性まひ児者の主体的・対話的で深い学びの実現が期待されます。
授賞式の様子 |