2023年10月26日
長崎大学では、10月18日から10月20日までの3日間、「令和5年度九州地区国立学校会計事務研修」を文教キャンパスで開催した。集合形式では4年ぶりとなった。今回の会計事務研修は、九州地区の国立大学法人及び高等専門学校等の職員で会計事務の経験が2年以上の者を対象とし、財務会計に関する基礎知識を習得することを目的としたもので、16機関から推薦された49名が受講した。
今年度の研修では、文部科学省高等教育局国立大学法人支援課の中田課長補佐による「国立大学法人運営費交付金について」、大臣官房会計課の片山政府調達専門官による「予算執行に係る諸制度等」,研究振興局大学研究基盤整備課の山本課長補佐による「大学の研究力について」、監査法人による「国立大学法人会計基準」及び「内部統制」、同大からは保健センターの田中カウンセラーによる「教職員のメンタルヘルス~メンタルヘルスの基礎知識と不調時の対処について~」、核兵器廃絶研究センターの中村准教授による「RECNAの挑戦 ~核兵器のない世界に向けて~」の講義が行われた。
施設見学では、同大の下村脩名誉博士顕彰記念館及び水産学部水産ミュージアムを見学し、研修生は施設の説明に興味深く聴き入っていた。
また、「会計業務における課題と改善策について」をテーマに行った班別討議では、各機関における現状や課題について活発な意見交換が行われ、各班とも限られた時間内にプレゼンテーションソフトを使用して発表資料を作成し、討議結果を発表した。
参加者は、3日間の研修を通じて会計知識の習得や識見の涵養を図るとともに、他大学等の職員と交流を深め、有意義な研修となった。
研修風景 |
班別討議 |
中田国立大学法人支援課長補佐による講義 |
集合写真 |