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医歯薬学総合研究科 博士後期課程の堤 智寛さんが28th French-Japanese Symposium on Medicinal & Fine Chemistry (第28回日仏医薬精密化学会議)でベストポスター賞を受賞しました

 医歯薬学総合研究科 博士後期課程3年 堤 智寛(薬品製造化学分野)さんは2023年10月1日〜4日にフランス、ニースで開催された28th French-Japanese Symposium on Medicinal & Fine Chemistry (第28回日仏医薬精密化学会議)にてベストポスター賞を受賞しました。
 堤 智寛さんの研究内容は「Total Synthesis of Thuggacin cmc-A and Structure Determination(抗生物質ツガシンcmc-Aの全合成とその構造決定)」と題するものです。多剤耐性結核の克服は感染症対策の一つとして世界的に重要視されており、SDGsの一つとして掲げられております。抗生物質ツガシンは多剤耐性結核菌に対しても強力な抗菌活性を有するため医薬品リードとして注目されています。
 堤さんは、石原教授の指導のもと、本天然物の世界初の全合成に成功するとともに、その化学構造を完全に明らかにしました。本シンポジウムでフラッシュトークとポスター発表を行い、この結果が高く評価されました。

フラッシュトーク

懇親会での受章式の風景