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平成22年度長崎大学海外短期語学(中国語)研修に参加してを掲載(総務部人事管理課)

平成22年度長崎大学海外短期語学(中国語)研修に参加して

学生支援部教育支援課教育支援班 永尾 祐介

「鳥の巣」の前で 万里の長城で 先生のお宅で記念撮影
「鳥の巣」の前で 万里の長城で 先生のお宅で記念撮


私は平成22年8月28日から9月18日までの約3週間、中国の北京にある北京教育学院へ短期語学留学を行いました。参加者は学生が42名と引率の永井先生、それと私の計44名でした。クラスは4班に分かれ、午前中は中国語の授業、午後は中国文化体験の授業でした。中国語の授業で私は刘先生のクラスになりました。初めの授業では「あなたの名前は?」「何人家族ですか?」「今日の体調は?」
「昨日は何時間寝ましたか?」といった簡単な会話をし、授業が進むにつれ複雑な文法の学習や会話をするようになりました。刘先生は日本語が全く通じないので、最初のほうはうまく会話ができず、英語でコミュニケーションを取ることもありましたが、明るく陽気な刘先生の性
格のおかげで常に笑顔の絶えない授業を受けることができたのが印象に残っています。
文化の授業では、切り紙や太極拳、中国歌や雑技を観たり中国人学生との交流会を行いました。また、万里の長城や天安門広場などの文化遺産を見学しました。特に、中国人学生との交流会では、話をしているうちに盛り上がって、今から観光に行こうという話になり、2008
年北京オリンピック時に建設された「鳥の巣」や中国の東大と称される「北京大学」を案内してもらうことになりました。鳥の巣では、大勢の観光客と、その観光客にあの手この手でお土産品を売りつけている商売人の姿がとてもユニークでした。北京大学では、大学の中央にと
ても大きく綺麗な湖があり、また、歴史を感じさせる中国らしい建造物が建ち並んでいました。その道中では、中国人学生と、日本と中国の文化の違いやお互いのプライベートの話で盛り上がり、コミュニケーションツールとしての言語の重要性を痛感させられました。
また、北京教育学院の先生のお宅を訪問させていただく機会があったのですが、お客用の寝室があったり家族が一人一台、車を保有していたりと、中国の発展と格差社会の現状を垣間見ることができました。
今回の研修には、過去最高の42名もの学生が参加していました。出発前に引率の永井先生と「こんなに多くの学生をまとめることができるのだろうか」と心配していたことを今でも覚えています。ですが、実際に研修が始まるとその不安は一気に払拭されてしまいました。学生たちは本当によく動いてくれ、中国語が未熟な私を色々なシーンで助けてくれました。今回、この42名の学生と一緒に中国語を学び、食事をし、たくさんの観光地に出かけ、夜遅くまで将来のことについて話したり、劇の練習をしたことは、普段の業務で学生と接することがほとんどない私にとって、何よりの財産になりました。
「鳥の巣」の前で万里の長城で先生のお宅で記念撮影この三週間の語学研修の経験はとても貴重なものでした。現地の方がはじめは何と言っているのか全く聞き取れなかったのですが、日々のリスニング特訓と流ちょうに話したいという思いが少しずつ中国語力をアップさせてくれて、最終日には何を言われているのかが大体は理解できるようになりました。留学生の約6割を中国人学生が占める本学に少しでも貢献できるように、今後も引き続き中国語の勉強に励みたいと思います。
最後になりますが、引率してくださった永井先生、研修中共に過ごした学生の皆さん、快く研修に送り出してくださった教育支援課の皆さんをはじめ、お世話になった方々、本当にありがとうございました。