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「被爆三世ザクロの木」を植樹しました。(総務部総務課)

「被爆三世ザクロの木」を植樹

植樹をする齋藤学長(左)と榊氏

植樹をする齋藤学長(左)と榊氏

5月27日,経済学部の卒業生で,自らも被爆者である榊安彦氏(長崎市在住)から寄贈された「被爆三世ザクロの木」が,環境科学部中庭に齋藤学長と榊氏により植樹されました。
爆心地から約1.5kmの家野町にあった榊氏の自宅に植えられていたザクロの木は,原爆投下により枯れたかに見えたものの,翌年には大きな花実をつけました。その後,榊氏は現在の自宅に転居される際,このザクロの木を挿し木して二代目を育て,そのザクロの木の種から育てた「三世」を本学に寄贈されました。
植樹式で齋藤学長は「復興と再生の象徴として,多くの学生が集まるこの場所で花を咲かせてほしい」と挨拶し,榊氏は「被爆の生き証人として,平和への取組に役立ててほしい」と話されました。
本学では,附属病院歯科系玄関前の「被爆したクスノキ」,教育学部中庭の「被爆柿の木二世」に次いで,三つ目の平和を祈念する樹木となります。


(総務部総務課)