2025年03月25日
長崎大学は、2025年3月19日(水)、文教キャンパスに新たに整備されたオープンイノベーション拠点「CROSS Nagasaki」のオープニングセレモニーを開催しました。
この施設は、内閣府「令和5年度地域中核大学イノベーション創出環境強化事業」の支援を受け、総事業費約1億7800万円をかけて整備されたものです。学生・教職員に加え、産学官の多様な人材が集い、交流を通じて創造性を発揮できる場として誕生しました。
当日は雨が降っていましたが、セレモニー直前に雨が弱まり、予定通り建物外でテープカットを実施しました。永安武学長をはじめ、田頭吉一事務局長・理事(財務・施設担当)、安藤豊幸施設部長、早川慶研究国際部長の4名がテープカットを行い、CROSS Nagasakiの開所を祝いました。その後、内覧会が行われ、関係者が館内を見学しました。
![]() テープカット |
![]() 内覧会 |
CROSS Nagasakiは、1階にラウンジや会議室を備えたフリースペースがあり、学生や企業関係者が自由に交流できる場となっています。2階には、産学官連携推進室や知的財産室、FFGアントレプレナーシップセンターが入居し、研究支援や起業支援に特化した活動が行われます。
さらに、大学発のベンチャー企業やスタートアップ向けの個別ブースやオンラインミーティング用の閉鎖型ブースも設けられ、静かな作業環境とプライバシーを確保しながら効率的なコミュニケーションが可能です。また、カフェスペースも併設され、リラックスした雰囲気でのアイデア交換や交流が促進される設計となっています。
セレモニーで永安学長は「CROSS Nagasakiは、地域社会や企業と連携し、次々と新しいイノベーションが生まれる場となることを期待しています」と語りました。また、本施設は、2025年度から開始される「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)」において、研究支援体制の強化や若手研究者の育成拠点としても重要な役割を担う予定です。
長崎大学は、CROSS Nagasakiを通じて産学官連携を一層推進し、次世代のイノベーター育成と地域社会への貢献を目指してまいります。
![]() 永安武学長の挨拶 |
![]() 学長挨拶の様子 |