2025年05月01日
大学院医歯薬学総合研究科(薬品製造化学分野)博士前期課程2年の片山 祐菜さんは日本薬学会第145年会学生優秀発表賞(口頭発表の部)を受賞しました。
片山 祐菜さんの研究内容は「アンフィジノリドLの合成研究」と題するものです。アンフィジノリドLは非常に複雑な構造を有する天然物で、強力な細胞毒性を示すことから抗ガン剤のリード化合物として有望視されております。しかし、化学構造が完全には判明しておらず、合成や創薬に関する基礎研究も皆無に近いのが現状です。片山さんは石原教授と福田准教授の指導のもと、富山県立大学と共同で本天然物の化学構造を予想し、独自な方法にてアンフィジノリドLの重要中間体の合成に成功しました。この結果が高く評価されました。
![]() |