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総合生産科学研究科の堀内ありささんが令和7年度廃棄物資源循環学会九州支部 研究ポスター発表会で最優秀ポスター賞を受賞

 総合生産科学研究科(環境科学系)博士前期課程1年の堀内ありささん(資源循環生物工学研究室、指導教員:小山光彦准教授)は、2025年5月10日に開催された「令和7年度廃棄物資源循環学会九州支部 研究ポスター発表会」において、最優秀ポスター賞を受賞しました。

 受賞対象となった研究題目は「高濃度の硝酸を蓄積できる硝化システムの最適運転条件の検討」です。堀内さんは、堆肥化施設や家畜施設から大量に発生するアンモニアガスを回収・利用する新たな技術として、硝化細菌を用いて高濃度の硝酸溶液を生成する新規の微生物システムの研究に取り組んでいます。高濃度の硝酸溶液は、優れた可搬性と低い生物毒性を有し、高付加価値微細藻類の培養や水耕栽培用の液体肥料として応用可能です。堀内さんは、この新規硝化システムが許容する最大アンモニア負荷速度と、硝化細菌の最適pHおよび温度条件を明らかにしました。研究成果のインパクトに加え、発表の明瞭さや質疑応答への的確な対応も高く評価されました。