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  • 社会連携・貢献

長崎大学の学生が国連大学で平和を語る ~沖縄・広島の若者とともに、対話から描く未来の「平和」~

 2025年6月27日(金)、東京・国連大学本部にて開催された対話イベント「沖縄・広島・長崎から、若者たちが語る『平和』の今と未来」に、長崎大学、沖縄大学、広島大学から23名の学生が参加し、うち長崎大学からは11名の学生が参加して、平和をテーマとする若者主体の対話の場に積極的に関わりました。本イベントは国連大学が主催し、那覇市が共催、長崎大学は外務省、沖縄大学とともに後援しました。
 イベントの第1部は一般公開形式で行われ、国連大学チリツィ・マルワラ学長と知念覚那覇市長の講演、岡野結城⼦外務省国際⽂化交流審議官の挨拶に続き、各大学の代表が平和に関するそれぞれの取組みや考えについて発表しました。長崎大学からは多文化社会学部3年の富永桜子さんが、ナガサキ・ユース代表団の活動とNYでのNPT再検討会議第3回準備委員会に参加した経験について、紹介しました。その後、白波瀬佐和子国連大学上級副学長と知念市長による対談が行われました。
 続く第2部では非公開ディスカッションが行われ、参加学生たちはそれぞれの「平和」に対する疑問や違和感、願いを率直に語り合いました。議論の成果は、「未来の平和」に向けたメッセージとして国連大学50周年宣言にまとめられます。
 戦争の記憶と向き合ってきた沖縄・広島・長崎。そこに暮らし、学ぶ若者たちが集い、それぞれの視点で「平和の今と未来」を語り合うこの試みは、まさに次世代の対話による平和創造の一歩です。長崎大学は、今後も平和を自らの問題として考え、行動できる人材の育成を通じて、国内外への発信を続けていきます。