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ダイバーシティ研究環境実現イニシアティブ(女性リーダー育成型)に採択

長崎大学は文部科学省が実施する令和7年度科学技術人材育成費補助事業「ダイバーシティ研究環境実現イニシアティブ(女性リーダー育成型)」(以下、「本事業」)に採択されました。

本事業は、学長・副学長等や教授・准教授等の上位職への女性研究者の登用を推進するため、挑戦的・野心的な数値目標を掲げ、独自のアイデアで総力を挙げ取り組む機関に対して支援されるものです。6年間の補助事業期間のうち初年度より5年間補助金が交付され、独自財源も確保しながら実施します。今回の公募には全国から23件の申請があり、本学と琉球大学が採択されました。

本学は、令和元年度科学技術人材育成費補助事業「ダイバーシティ研究環境実現イニシアティブ(先端型 )」 に採択され、6年間にわたり取組を進めた結果、女性研究者在籍率・教授在籍率など設定したすべての目標値を上回る成果を上げました。女性教員の在籍率は2021年度から3年連続で国立総合大学(女子大学を除く)の中で1位を達成しています。これらの取組が高く評価され、今回の採択につながりました。

日本の大学は諸外国と比較して女性研究者の割合が低く、特に意思決定層である上位職への登用は依然として低水準にとどまっています。本事業では日本の学術界における女性リーダーの育成を加速させ、全国の大学のモデルケースとなることが期待されています。

本事業により国際社会を牽引する総合大学として飛躍するために、以下【2】の目標を掲げています。 また、本事業では、令和6年度に採択された「地域中核・特⾊ある研究⼤学強化促進事業(J-PEAKS)」と連携し、URA組織による若手・女性研究者の研究支援を一層推進していきます。

【1】概要
事業名 :
令和7年度科学技術人材育成費補助事業「ダイバーシティ研究環境実現イニシアティブ (女性リーダー育成型)」
事業期間:令和7年度より6年間(うち補助期間は令和11年度までの5年間)
補助金額:3,500万~5,250万円程度/年

【2】目標
① 大学の意思決定組織である教育研究評議会における女性割合を30%以上とする
② 女性教授比率、女性准教授比率をそれぞれ25%以上とし、キャリアアップを加速させる
③ 女性研究者の新規採用率を40%以上とし、女性研究者の在籍率を30%以上とする
④ 自然科学系分野における女性研究者のキャリアパスの明確化・強化を図る
⑤ ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョン(DEI)を持続的に推進する
⑥ 課長級以上の女性職員を40%以上とする


【参考】
・⽂部科学省HP
 ダイバーシティ研究環境実現イニシアティブ
 https://www.mext.go.jp/a_menu/jinzai/lifeevent/1418878.htm

・科学技術振興機構(JST)HP
 JSTトップ > 科学技術人材育成費補助事業 > ダイバーシティ研究環境実現イニシアティブ 女性研究者研究活動支援事業
 https://www.jst.go.jp/shincho/josei_shien/index.html

・長崎大学ダイバーシティ推進センターHP
 トップ > 概要 > 採択事業
 https://www.cdi.nagasaki-u.ac.jp/about/grants-project/