薬学部の鎌田萌さんが日本バイオマテリアル学会九州ブロック研究発表会で優秀ポスター賞を受賞

薬学部薬学科6年生の鎌田萌さん（薬剤学分野）が、日本バイオマテリアル学会2025年度九州ブロック研究発表会（2025年11月1日(土)、長崎大学）において優秀ポスター賞を受賞しました。

受賞対象となった演題は「Doxorubicin搭載新規マイクロスフェアの創製と評価」です。本研究では、癌化学療法の治療効果向上と副作用軽減に向けたDDS（Drug Delivery System, 薬物送達システム）を達成するため、マイクロスフェアによる徐放化に着目しました。マイクロスフェアへの搭載率が低く、滞留性も課題であった親水性の抗悪性腫瘍剤であるドキソルビシンの製剤化を試みました。マイクロスフェアの作製方法と構成材料の最適化を行い、その特性を評価したところ、薬物放出特性や抗腫瘍効果に優れたマイクロスフェアを創製できました。

今回の研究成果は、癌に対する有望なDDS製剤設計を確立するための基礎的情報を提供するものと期待され、高い評価を得ました。

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