HOME > NEWS > 詳細

News

ここから本文です。

  • その他

令和7年度長崎大学解剖体慰霊祭を挙行

10月23日(木)午後2時から医学部記念講堂において、医学・歯学の発展のため自らの身を捧げられた方々の御霊に感謝し,ご冥福をお祈りする令和7年度長崎大学解剖体慰霊祭を、ご遺族、余光会(正常解剖のために献体することを目的とする篤志家の団体)会員をお招きし、医学部長、歯学部長ほか学内外関係者並びに学生ら約270名が参列して挙行しました。

医学部及び歯学部には、この1年間に人体の形態や正常構造等を学ぶための学生実習や病気の原因・治療効果の病的変化を調べるため、61名のご遺体が提供されました。

学生により構成された室内合奏団の演奏のなか、医学部学生代表の献花に始まった慰霊祭は、生命医科学域 肉眼解剖学分野 髙村敬子教授と原爆後障害医療研究所 腫瘍・診断病理学分野 中島正洋教授による新霊位御尊名奉呈の後、参列者全員による黙祷を行い、池松和哉医学部長が「教育者として、研究者として、そして医療人として、ご遺志に応える責任を果たしてまいります。「沈黙の師」として身をもって後進を導かれた皆様の尊いお志に、深く感謝申し上げます。私たちはそのご恩を胸に刻み、決して忘れることはありません。」と慰霊の辞を捧げました。また、関係教室代表及び余光会会長の弔辞に引き続き、学生代表が「実習を重ねる中で、私たちは自分の無知と未熟を思い知らされました。それでも、亡き方々の静かな導きに支えられながら、恐れと敬意の間で少しずつ「命を扱う覚悟」を育んできました。教育と医学の未来のために尊いご決断をなされた、ご遺族の方々の崇高なる御心に心からの敬意と感謝を申し上げます。ご自身の命を超えてなお、他者のために知を遺すというこの行為は、返礼を求めない無限の思いやりであり、私たちはその光を胸に、生涯学び続ける者として歩み続けることを誓います。」と弔辞を述べました。

その後、参列者全員で献花を行い、御霊のご冥福をお祈りしました。 

最後に、「ご献体いただいた方の篤いご意志と、ご参列いただいたご遺族の方に改めてお礼申し上げます。」との医学部長の謝辞を最後に、式は滞りなく終了しました。


挨拶をする池松医学部長

弔辞を述べる学生代表