2025年11月28日
医学部では、学術交流協定を締結しているライデン大学(オランダ)及びヴュルツブルグ大学(ドイツ)との研究者レベルの更なる交流推進を図るため、令和2年4月より、両大学からの派遣研究者に渡航・滞在費(3ヶ月間)を支援する「長崎大学医学研究基金奨学金(通称:NUMF基金)」を設けています。
令和7年度はヴュルツブルグ大学大学院修士課程のRonny Ghi Morawietzさんを受入れました。以下は、Ronnyさんの長崎大学での3か月間の研究滞在報告を紹介します。
私の長崎大学大学院医歯薬学総合研究科統合脳神経科学分野での3か月間の研究滞在は、科学的にも文化的にも非常に充実した経験となりました。今回の滞在は、中畑准教授のご厚意により実現し、概日リズムと細胞老化に関する進行中の研究プロジェクトに参加しました。この研究を通じて、分子生物学的手法を用いて生物リズムの文脈で細胞老化のプロセスを探究する方法について、より深い理解を得ることができました。
滞在中には、細胞培養や細胞外小胞の分離など、いくつかの新しい実験手法を実際に習得しました。また、同僚が進める他の研究プロジェクトを見学し、神経科学や分子生物学の最新動向について視野を広げることができました。
研究活動に加え、日本の研究者や学生との日常的な交流は非常に貴重でした。彼らの献身的な姿勢や勤勉さには深く感銘を受け、日本とドイツの学術文化の違いや共通点について考える機会となりました。共に働くことで、先端的な実験を遂行する自信や、国際的な研究環境で科学的アイデアを共有する力を養うことができました。
学術活動だけでなく、文化体験も豊富でした。学内では長崎大学医学部の文化祭に参加し、学生生活やクラブ活動を垣間見ることができ、大学コミュニティの協力精神を実感しました。学外では、歴史的背景と伝統的な演舞が印象的な長崎くんち祭りに参加しました。
さらに、壱岐島、沖ノ島、高島、雲仙、妙見岳など長崎県内の名所を訪れ、自然の美しさと地元の人々の温かいおもてなしに触れ、忘れられない思い出を作ることができました。これらの体験を通じて、長崎での学術生活を取り巻く社会的・自然的環境を深く理解することができました。
日本での生活は当初は未知のものでしたが、長崎大学とヴュルツブルク大学の優れた準備とサポートにより、スムーズに適応できました。事務手続きや文化適応に関して大きな困難はなく、滞在開始時から十分な支援を受けることができました。
この滞在は、私の科学的スキルを強化するとともに、個人的な成長にも大きな影響を与えました。日本社会のリズムや価値観、生活様式を学び、かけがえのない友情を築くことができました。この経験は、今後さらに国際共同研究を進め、海外での研究機会を追求する意欲を高めてくれました。
最後に、この貴重な機会を与えてくださった長崎大学と長崎大学医学研究基金奨学金に心より感謝申し上げます。滞在中にいただいた信頼、指導、そして温かいおもてなしに深く感謝しています。この経験は、私の学術的・個人的な成長に永続的な影響を与え、将来再び長崎を訪れることを心から願っています。
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細胞培養中の様子 |
研究室開催の歓迎会 |
