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  • 教育・研究

長崎大学の医学教育の歴史を世界へ発信~ 国際誌掲載と国内外学会での発表を通じて創立170周年へ向けた情報発信を強化

長崎大学は、日本における西洋医学教育発祥の地として知られています。このたび、長崎大学病院医療教育開発センター長および長崎大学附属図書館医学分館長の浜田久之教授らが執筆した論文「The history of Nagasaki, the Japanese birthplace of Western medicine and its education」が、医学教育分野の国際的学術誌 Advances in Health Sciences Education(Springer)に掲載されました。

本論文では、安政4年(1857年)にオランダ海軍軍医ポンペ・ファン・メールデルフォールトが長崎に来日し、日本初の体系的な西洋医学教育を開始したことや小島養生所の設立について説明し、そして長崎が日本の近代医学教育の礎となった経緯を考察しています。また、西洋医学の受容と発展を、単なる知識移転ではなく、日本独自の文化や価値観との融合の過程として捉え、国際的視点からその意義を再評価しています。

この論文に関して浜田教授は、令和6年度(2024年)にスイス・バーゼルで開催された欧州医学教育学会(AMEE)において、長崎の事例を取り上げたワークショップ発表を行い、今年度(2026年)にはエチオピアで開催されたアフリカ健康専門職教育学会年次大会(AHICS-HPE)や日本医学教育学会においても研究成果を発信しています。

令和9年(2027年)に創立170周年を迎える長崎大学医学部は、日本の西洋医学教育発祥の地としての歴史的価値を次世代へ継承するとともに、その歴史を世界へ発信する取り組みを進めています。今回の論文掲載ならびに国際学会での発表は、本学の歴史と理念を国内外へ広く伝える貴重な機会となっています。

論文情報
Hamada H, Morishita M, Vorobej L, Whitehead C.
The history of Nagasaki, the Japanese birthplace of Western medicine and its education
Advances in Health Sciences Education(2026)
DOI: https://doi.org/10.1007/s10459-026-10531-1

AMEE 2024(スイス・バーゼル)における
ワークショップ発表の様子


掲載論文の要旨(Abstract
1871年頃の長崎医学校の病院(養生所本館)(長崎大学附属図書館所蔵)