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情報データ科学部「社会・観光情報学Ⅱ」最終発表会 ~外国人旅行客のリピーター獲得に向けた観光プランを提案~

 情報データ科学部の一藤裕准教授が担当する「社会・観光情報学Ⅱ」の最終発表会が7月29日(水)、長崎スタジアムシティのNUTICで開催されました。本授業では、GIS(地理情報システム)を活用して地域の空間情報や観光データを分析するとともに、それらを基に地域課題の解決策を提案する力を養うことを目指しています。GISの理論からデータ解析の手法を学んだ後、外部講師である株式会社グリーン・シップ先端事業開発本部 執行役員 濱田知行氏の指導のもと、データの収集・分析から企画立案、プレゼンテーションに取り組み、実践的な学びを深めました。

濱田知行執行役員(株式会社グリーン・シップ) 一藤裕准教授

 審査員は、株式会社リージョナルクリエーション長崎 代表取締役社長 岩下英樹氏、パブロス株式会社 CEO・経営コンサルタント/教育アントレプレナー 神田昌典氏、株式会社グリーン・シップ 代表取締役社長 田中明子氏、武蔵野学院大学 講師 森祐介氏、長崎市企画政策部官民連携室をはじめ、企業や行政、大学などの第一線で活躍する9名が務めました。 


講評を行った審査員の皆様 

 最終発表会では、「長崎市の外国人旅行客をリピーターにする」をテーマに、事前審査を通過した5チームが登壇。各チームは、外国人旅行客のニーズや長崎市が抱える課題をデータに基づいて分析し、地域住民との交流を軸とした体験型ツアーやAIを活用した観光案内サービス、廃校を活用した文化体験施設、有名観光地以外のスポットを巡るツアーなど、それぞれ独自の視点から長崎市の特色を生かした企画を提案しました。 

「長崎 jimoto ツアー」 「じげもん満喫ツアー」
「ながさき青春スクールツアー」 「長崎一周『裏』ツアー」

 審査の結果、「Next too 長崎ツアー」を発表したチームが優勝しました。同チームは、クルーズ船旅行客を対象に、日中だけでは体験しきれない長崎の魅力に着目し、スタンプラリーを活用して市内の観光地を巡るプランを提案。達成後には「長崎の夜」をテーマとした新たなスタンプラリーを提示することで、「次は夜の長崎を体験したい」と思わせる再訪意欲を喚起する仕組みを考案しました。さらに、帰国後も利用できるアプリを通してポイントやクーポンを提供し、再訪を促す仕組みも盛り込みました。 
 優勝したチームの代表者は、「優勝できるとは思っていなかったので、とても驚いています。豪華な審査員の皆さまの前で発表し、直接フィードバックをいただけたことが何より貴重な経験になりました」と受賞の喜びを語りました。 

優勝した「Next too 長崎ツアー」チームのメンバー 

 審査員からは、「データに基づいた課題分析や、長崎ならではの地域資源に着目した発想は非常に興味深かった」と評価する声が寄せられました。一方で、「誰をターゲットにしているのかをさらに明確にすること」や、「事業として継続していくための運営方法や収益性まで検討すると、より実現性の高い提案になる」といった実社会の視点に立った助言も送られました。 

 総評では、株式会社リージョナルクリエーション長崎 代表取締役社長の岩下英樹氏は「企画を考える際には、自分たちが良いと思うものではなく、相手が本当に求めているものを徹底的に想像することが重要です。長崎にはまだ十分に知られていない魅力が数多くあります。実際に経験し、体感することで、相手が求めるものを企画に落とし込んでほしい」と学生にエールを送りました。 


総評を行う岩下英樹氏(株式会社リージョナルクリエーション長崎) 

 また、パブロス株式会社 CEO・経営コンサルタント/教育アントレプレナーの神田昌典氏は、「皆さんの長崎愛の強さに驚きました。長崎には豊かな資源があり、長崎スタジアムシティという世界トップクラスの可能性を秘めた拠点も誕生しました。既成概念にとらわれず、このポテンシャルを最大限に生かし、学生の皆さんだからこそ生み出せる新しい発想で、未来の長崎をつくってほしい」と期待を寄せました。

総評を行う神田昌典氏(パブロス株式会社) 

 最後に、各チームからメンバーを選抜し、9月に東京で開催される全国大会「QuesTube Summit 2026」へ出場することが発表されました。学生たちは今回の講評を踏まえて提案内容をさらにブラッシュアップし、全国大会での活躍を目指します。 

発表を終えた5チームの学生と審査員の皆様

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