2026年09月15日
長崎大学は、独立行政法人国際協力機構(JICA)から、フィリピンで実施する技術協力プロジェクト「フィリピン全土への迅速な狂犬病診断と迅速な対応の実装プロジェクト」を受託し、熱帯医学研究所が主体となり、2026年9月から5年間のプロジェクトを開始しました。
本プロジェクトでは、フィリピン保健省(DOH)、農業省畜産局(DA-BAI)、熱帯医学研究所(RITM)などを主要な実施機関として、長崎大学が大分大学、麻布大学などの専門家と連携し、フィリピン全土での狂犬病対策の強化に取り組みます。
フィリピンでは、現在も年間200~300人の狂犬病による死亡が報告されています。狂犬病は主に感染した犬に咬まれることで感染し、発症するとほぼ100%死亡する感染症です。流行国で狂犬病対策を進めることは、現地の公衆衛生の向上だけでなく、日本への狂犬病侵入リスクを低減する上でも重要です。
今回のプロジェクトは、2018~2023年に実施されたJICA-AMED・SATREPSプロジェクトの成果を基盤としています。同プロジェクトでは、大分大学と株式会社アドテックが開発した日本発の狂犬病迅速診断キットをフィリピンに導入し、長崎大学も日本・フィリピンの関係機関とともにプロジェクトに参画しました。
本プロジェクトでは、その研究成果を実際の狂犬病対策へと展開し、迅速診断キットを活用した早期発見、関係機関間の情報共有、迅速な対応の仕組みをフィリピン全土へ広げます。
長崎大学は国際共同研究の成果の社会実装を進め、狂犬病の撲滅に貢献していきます。
【関連情報】 本プロジェクトを支えるスタッフを募集しています。
詳細・応募:JICA PARTNER https://partner.jica.go.jp/Recruit/Detail/48864
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