2026年09月18日
2026年9月10日、韓国・プサンにおいて、長崎大学と韓国国立水産科学院(NIFS)による合同セミナーを開催しました。
本セミナーは、2025年11月に締結された学術交流協定に基づき、両機関が初めて共同で開催したものです。長崎大学からは永安学長、河邊海洋未来イノベーション機構長、阪倉水産学部長をはじめ、総合生産科学研究科の松下教授、金准教授らが出席、NIFSからはDr. Mok Jong-soo(モク・ジョンス)海洋気候環境研究部長をはじめ、20名を超える研究者が出席しました。
セミナーに先立ち、長崎大学の訪問団は釜慶大学校を訪問し、Bae Sang Hoon(ぺ・サンフン)総長を表敬訪問しました。両大学は学術交流や研究協力のさらなる発展について意見交換を行い、教育・研究分野での連携強化を確認しました。セミナーでは、「気候変動下における持続的な水産資源開発」をテーマに、岩ガキの種苗生産技術や持続可能な養殖飼料の開発、魚病対策、漁業資源管理、バイオロギングを用いたブリ類の回遊生態と海洋生態系の変化など、広い研究について報告がありました。
長崎大学は、気候変動に伴う魚類相の変化や、青森県沿岸で20年以上継続されている海洋環境モニタリング調査に関する研究成果を紹介、長崎大学とNIFSが共同で進める頭足類や大型魚類のモニタリング調査では、熱帯・亜熱帯性魚種の増加が確認されており、海洋環境の変化を示す重要な研究成果として報告されました。
総合討論では、養殖技術、魚病対策、気候変動への適応、資源管理、海洋環境変動などを今後の重点協力分野として確認するとともに、研究者間の交流を通じた新たな共同研究や人材交流の可能性についても活発な意見交換が行われました。海洋環境が大きく変化する中で、国境を越えた研究協力の重要性はますます高まっています。本セミナーは、日韓両国の研究者が共通課題の解決に向けて知見を共有し、今後の海洋・水産研究の発展に向けた連携を一層深める貴重な機会となりました。
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