2026年10月22日
総合生産科学研究科博士前期課程2年の山下裕貴さん(水圏保全学研究室、指導教員:松重一輝助教)が、令和8年10月9日~12日に開催された2026年度日本魚類学会年会において「ニホンウナギは水系スケールの魚類種数の代替指標となるのか?:長崎県3河川における検証」と題してポスター発表を行い、優秀ポスター発表賞を受賞しました。
受賞対象となった研究では、「ニホンウナギの個体数が多い川や、栄養状態が高いニホンウナギが生息する川ほど、生息する魚類の種数が多いのか」という問いを、長崎県内の3河川36地点で実施した野外調査に基づいて検証しました。その結果、ニホンウナギの個体数や栄養状態は特定の餌生物の量に左右されており、河川全体の魚類の種多様性との関連は小さいことが示唆されました。
本研究は、河川生態系の保全を象徴する種として期待されるニホンウナギについて、その指標としての有用性と限界を具体的に明らかにしたものです。また、絶滅危惧種であるニホンウナギの保全を進めるうえでも、重要な生態学的な知見を提供するものです。
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