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長崎大学病院開院150周年記念事業 県民公開講座を開催

  1月29日,病院は長崎ブリックホールで県民公開講座を開催し,医師たちが身近にできる生活習慣病やがんの予防方法について講演しました。
 今年開院150周年を迎える記念事業の一環で,健康に関心の高い約200名の方が参加しました。

  まずはじめに,保健・医療推進センターの山崎浩則准教授が「動脈硬化は小学校4年生から始まっていて,自分の血管年齢が年相応であることが重要です」と話すと,会場から驚きの声があがり,「自分の体を取材して,できることを淡々と続けましょう」と強調しました。 
 つづいて,がん診療センターの芦澤和人准教授が「がんは遺伝だと思われているようですが,実は生活習慣病の一つ」とし「早期発見できたら,半分の方は治っています」とがん検診の受診を呼びかけました。

  パネルディスカッションでは,代謝内科医の阿比留教生講師が「電停から電停までの距離をこまめに歩くよう心がける“電車療法”や大型スーパーをぐるぐる歩き回る“スーパー療法”がおすすめ」と身近にできる運動を,笑いを交えながら伝授しました。管理栄養士の篠崎彰子室長は「ハンバーガーやフライドチキンが悪者ではなく,食べ方が悪いだけです。油を制限しては,しわになりますよ。自分に合った食事を上手にとることが大事です」と誤った認識を指摘しました。

 パネルディスカッション終了後には,健康相談コーナーが設けられ,参加者は血管年齢や血圧測定などを行い,有意義な講演となったようです。

会場の様子
会場の様子

健康相談コーナー
健康相談コーナーの様子(上・下)

健康相談コーナー