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病院で災害医療に関する新人研修を実施

トリアージ実習の様子 白板にて机上シミュレーションを行う様子
トリアージ実習の様子 白板にて机上シミュレーションを行う様子

  病院では,618日,ながさき式見ハイツを会場に,開院150周年記念事業「研修医&新人看護師合同研修」と題して,新人の研修医と看護師を対象とした院内研修を実施しました。

 この研修は,免許を取得したばかりの医師や看護師に災害に遭遇した場合でもすぐに対応できるよう,トリアージの基本知識を学ばせたり,チームワークの重要性を体験させることにより,もしもの災害に備えるもので,78名が参加しました。
 机上シミュレーションでは,災害が発生した場合に設けなければならない重傷度に応じた処置室や対策本部を設置する訓練などを行いました。
 トリアージ実習では,7つのブースで,患者役が訴える症状から,それぞれの患者の重傷度,緑(軽傷)〜黒(死亡)を判定する訓練も行いました。黒判定を想定したブースでは,泣きながらすがりつく患者の家族役へ適切な説明を行うなど,より実際の災害時に近い実習内容となりました。
 また,国際ヒバクシャ医療センターの大津留副センター長から「医療人として知っておくべき放射線の知識」について,河野病院長から「長崎大学病院の東日本大震災に対する救援活動」についての講演がありました。

 受講者からは「非常に役に立つ内容であった」や「心の準備ができてよかった」などの声が聞かれ,いつ起こるかわからない災害に備える有意義な研修となりました。