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佐藤方朔文庫受贈記念公開展示会「医学は長崎から 佐藤方朔と外国人教師たち-業績とその時代-」を開催

 長崎大学附属図書館では、11月1日から11月22日にかけて、医学部良順会館1階と医学分館2階において佐藤方朔文庫受贈記念公開展示会「医学は長崎から 佐藤方朔と外国人教師たち-業績とその時代-」を開催しています。

 11月1日、展示会開催式に先立ち、佐藤方朔のご子孫で文庫の寄贈者である佐藤利通氏夫妻への感謝状贈呈式を行いました。

 佐藤方朔(1854〜1886山口県(長州藩)出身)は長崎医学校に学び、その後、第3代医学校校長にあたるマンスフェルトの訳官(通訳)として京都・大阪で活躍し、多くの医学書の翻訳も残しています。長崎医学校で教鞭を執った後、ドイツに留学し、現在のビュルツブルグ大学でドクトル学位を取得。帰国後、陸軍二等軍医正に任命されますが、31歳の若さで病のために死去しました。方朔氏の残した600冊の蔵書には、貴重な講義録、医学書、和漢書があり、これらが昨年度、母校である長崎大学附属図書館に寄贈されました。

 今回の展示会はこの蔵書に加え、佐藤氏より寄託された軍服やバイエルン国王ルートヴィッヒ二世の署名の入った学位記等も展示しています。また、マンスフェルト等、当時の長崎に招かれた外国人教師たちの人物と、日本の医学に貢献した功績を紹介しています。

 

 展示会は11月22日まで開催。詳しくは「医学は長崎から 佐藤方朔と外国人教師たち―業績とその時代―」をご覧ください。

感謝状贈呈
感謝状贈呈の様子

展示品
展示品

医学史料展示室(左から:佐藤俊道氏、片峰学長、姫野館長)
医学史料展示室
(左から:佐藤俊道氏、片峰学長、姫野館長)

記念撮影
記念撮影