MANAさん
薬学部薬科学科 3年生 福岡県立修猷館高等学校 出身
一般選抜 後期日程
(取材&撮影 2022年9月)
研究をスタートさせる3年後期、
これからが大学生活本番!
 薬学部では1〜2年生で専門の基礎を学び、3年次の後期に研究室への配属があります。MANAさんは薬剤学研究室に配属が決まりました。「薬の効果を患部に直接&持続的に届けることを追求している研究室(※1)です。研究に携われるようになり、これからが大学生活本番だと感じてドキドキしています」と話します。

 有機化学好きで、物質の構造に興味があった高校時代。今は薬の構造もさることながら、薬が体にどう作用して代謝が起きるのか、その関係にも興味津々です。将来の夢は「副作用が起こらない薬を作ること」(※2)。着実に夢への道を進んでいます。

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(※1)薬剤学研究室の詳細は下記をご覧ください。
(※2)薬学部には薬学科と薬科学科があります。MANAさんが所属する薬科学科は、創薬研究者を目指す学科です。一方、薬学科は臨床薬剤師を目指す学科です。
3年進級時に優秀な成績を修めた学生に贈られる成績優秀者賞を受賞したMANAさん。目標にしていた薬剤学研究室に入り、西田孝洋教授から指導を受ける様子。
受験勉強で気がけていたことはありますか?
分からないことはすぐ解決させるようにしていました
 小さな疑問でも、後に大きな壁になることがあります。分からないことはすぐに解決させることが大事です。私は頻繁に先生に聞きに行っていました。
質問するときは、どこまで理解できているのか、何が分からないのかを把握した上で尋ねると理解が深まるし、自分の弱点にも気づくことができます。
ノートや参考書で使っている付箋の活用法を教えてください
分からない問題、覚えていない項目はすべて付箋を貼ります
 ノートにも参考書にも、わからない問題、覚えていない項目が出たら全てに付箋を貼っていました。
覚えたら剥がすようにして、見直すときはそこだけを確認します。
また、関連事項をメモするときにノートに書き込むスペースがない場合は、広めの付箋に書いて貼りました。付箋、便利です!
英単語帳の表紙裏にはチェック用付箋を常備。絶対覚えなければいけない重要な単語はピンクの付箋を使い区別していました。
ノートで重要項目を書く場合、目立たせるために付箋を使いました。またプリントに書き込んだメモも必要な項目はノートに貼り付け保存しました。
現役合格にこだわった理由を教えてください
好きな分野の追求に時間を使いたいと考えたからです
 受験勉強ではなく、好きな分野の追求に時間を使いたいと考えていたので、最初から浪人という選択肢はありませんでした。ですが前期日程で思うように力を発揮できずに不合格を確信。悔しくて、後期日程までの期間は泣きながら勉強しました。前期以前より集中度合いが高まった分、効率的に勉強できたと思います。その時の勉強法は今でも身についています。成功体験より失敗体験からの方が学ぶことが多いと思いました。
身についた効率的な勉強法を具体的に教えてください
勉強するときは全集中。そして十分な休憩と睡眠をとる
 勉強時間は長ければ良いわけではありません。
勉強するときは集中して打ち込み、集中力の低下を感じたら潔く休憩して気持ちを切り替えたほうが有意義だと思います。
また、夜寝る前に覚えた英単語を、翌朝暗記できていた経験から、睡眠は重要だと考えています。しっかり睡眠をとると授業も真剣に受けることができ、良い効果しかありません。私は日頃から自分に合った睡眠時間を取れるように計画を立てて動いています。
医学部・歯学部との共修科目があり、大学院では共同研究ができます。臨床に近い環境が魅力です

 私たち薬科学科生は4年間で卒業した後、多くの学生が進学します。長崎大学薬学部の大学院は医歯薬学総合研究科です。つまり、院では医学・歯学分野と同一の研究科になり、より臨床に近い場所で、最新の医療科学の事情に関わりながら研究することができます。現在、私が所属する薬剤学研究室は、文教キャンパスではなく、坂本キャンパスの医歯薬学総合教育研究棟(長崎大学病院に隣接)にあるので、医療の現場との近さを感じながら研究しています。

 また、薬学科も医学部、歯学部との共修科目があり、学生の時からチーム医療を学ぶことができるそうです。



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