駒井 大翔 さん
水産学部 3年 山口県立山口高等学校出身
一般選抜 後期日程
(取材&撮影 2025年4月)
うまい!楽しい!面白い!の
三拍子そろった水産学部祭
『鴻洋祭』をお見せします
今年も水産学部祭『鴻洋祭』の季節がやってきました! 2025年度は5月24日(土)、25日(日)の2日間の開催です。長崎県漁業協同組合連合会の協力で行われるヒラマサ解体ショーや海の生物を紹介する水槽展示など、子どもから大人まで楽しめるイベントが予定されています。実はこの鴻洋祭、企画から準備、開催まですべて水産学部生が中心になって行っています。運営を担当するのは鴻洋祭実行委員。1~3年生まで120人を超える学生が様々な催しの準備に奔走しています。その大所帯を取り仕切っているのが実行委員長の駒井大翔さんです。「実行委員活動の魅力は仲間と力を合わせて一つのイベントを作り上げる達成感だと感じています。昨年は副委員長の立場から、先輩方が学生同士や、協力・協賛してくださっている地域の方など、人と人との結びつきを構築している様子を見て感動しました。先輩をお手本に現メンバーと協力して、地域のお力をお借りしながら今年の鴻洋祭を成功させたいと思います」。水産学部生の雄姿をぜひ見に来てくださいね。

そんな駒井さんに大学受験の経験や受験生への応援メッセージを聞きました。
鴻洋祭実行委員会の幹部メンバー。
鴻洋祭のポスター。
受験勉強への意識を高めるにはどうしたらいいですか?
周囲の友達との切磋琢磨で意識が高まります
僕の場合、1年生の頃は受験への意識が低い方でした。通っていた塾で勉強する程度で、自主的には取り組んでいませんでした。しかし、2年生の半ば、仲良くしていた友達との成績の差が歴然としていることに気が付き、受験意識が低いことも痛感して初めて焦りを感じました。それを機にスイッチが入り、日々の勉強に対して真剣になったと思います。時々、怠け心が起こったときは友達に励まされながら頑張ることができました。
ひとりではなく、友達と一緒に勉強すると、前向きになる環境ができて、つらい時間を乗り越えられますよ。
苦手教科の勉強法を教えてください
ひたすら解くことで解法を自分のものにする
特に苦手だった科目は数学でした。基礎的な参考書の中でも「分かりやすい」とされているものを購入してひたすら解きました。
数学の問題は的確な解法が選択肢として浮かばなければ解けません。問題と解法が一致するまで、とにかく何度も解く。
その訓練のおかげで成績を安定させることができました。
効率よく勉強するコツはありますか?
短時間勉強で毎日多くの教科に触れていました
苦手教科はもちろん、英語や国語などの主要科目は毎日問題を解くようにしていました。
英語は音声を毎日聞いてリスニング力を養いました。国語は共通テストの大問を毎日1題解くようにしていました。
国語の大問は現代文でも、古文や漢文でも25分以内が目安なので負担なく続けられますし、共通テストの際の時間配分の訓練にもなります。
理想の志望校を見つけるにはどうしたらいい?
周囲からの助言を大事に、多くの大学を調べる
理想の志望校に進学するためには、
自分が求める学問が何かを踏まえること、その上で多くの大学を調べることが大事
だと思います。僕はもともと別の大学で水産学が学べる農学部を志望していましたが、今は長崎大学水産学部に進学してよかったと心から思っています。理由は水産を学ぶのに理想的な環境だからです。2隻の附属練習船や、臨海で実習できる環東シナ海環境資源研究センターなど、施設が整っていますし、四方を海に囲まれた長崎の地形は海の学びの宝庫です。長崎大学を勧めてくれたのは高校時代の担任の先生でした。いただいたアドバイスに従って進学先を考えて本当に良かったと思います。

附属練習船長崎丸
   
附属練習船長崎丸での2週間にわたる乗船実習です

長崎大学水産学部には長崎丸と鶴洋丸の2隻の附属練習船があり、1年次と3年次に乗船実習を経験します。いずれも水産学部ならではのユニークな学びだと思います。1年次の乗船実習は1泊2日でした。乗船した鶴洋丸は全長42.79 mもありました。一般的な釣り船と比べるとはるかに大きく、乗船したときは興奮しましたが、3年次の乗船実習で乗る長崎丸はそれよりもさらに大きく全長68.93 mあり、総定員も70人です。2週間の実習中にはトロール実習や海洋観測、船橋当直や操船の機会もあるほか、大海原で釣りができるということで、とても楽しみにしています。



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