金子 紗矢子 さん
経済学部 4年 私立福岡女学院 (福岡県)出身
総合型選抜Ⅰ
(取材&撮影 2026年5月)
ゼミで雲仙市での地方創成活動を
経験しました
「温泉地として有名な雲仙市小浜町は、街と海岸線が近く、夕日がとてもきれいです」。3年次のゼミ活動で訪れたこの場所は、金子さんにとって特別な存在になりました。

もともと長崎大学経済学部を志したのは、地域に入り込み、地方創生に取り組むゼミ活動に魅力を感じたからです。子どもの頃、祖父母が暮らす天草市の商店街が徐々にシャッター街になっていく様子を目にして以来、地方創成は金子さんにとって身近な社会課題となっていました。

所属する津留﨑和義准教授のゼミでは、学んだ知識を実社会で活かすことを重視しています。金子さんたちのグループは、小浜町の旅館と連携し、温泉の蒸気を活用した蒸し釜料理のイベントを企画しました。ターゲットはゼミ生と同じく20代。夕方に開催することで、「景色を見て美しい、料理を食べて美味しい」といった五感で楽しめる体験を提供し、地域の交流人口創出を目指しました。当日は23人もの参加者が訪れ、小浜町の温泉の蒸気と特産物、そして海に沈む夕日を堪能してもらうことができました。「小浜町の、都市部にはない温かい人のつながりの中で、農産物から水産物までの豊かな産物を知り、地域と一体となった地方創成活動を経験することができました。とても充実していたし、大きな自信にもつながりました」と振り返ります。

4年次となった今年は、これまでの学びをもとに、卒業論文に取り組みます。
橘湾に沈む夕日を眺められる“夕日の広場”でイベントを開催しました
蒸し釜料理では地域の食材を味わってもらいました
志望校を選ぶヒントを教えてください
オープンキャンパスなどで「生の学び」に触れることが大切です。
高校3年生の夏に、長崎大学が福岡市で実施している移動オープンキャンパスに参加して、教授や在学生から、ゼミ活動の深さや楽しさについて直接話を聞きました。印象的だったのは、先輩がゼミで雲仙をフィールドに商品開発に取り組んでいるという話です。地域に根ざした学びの面白さが伝わってきて、「自分もこのような活動に参加したい」と強く思うようになりました。こうした生の声に触れることで、
大学での学びを具体的にイメージでき、勉強へのモチベーションが高まります。
また、
得た知識や気づきは、小論文や面接対策にも役立ちます。
志望校を考えるうえで、オープンキャンパスなどへの参加はとても重要だと感じました。


小論文の対策方法を教えてください
文章の型を身につけること、知識を積み重ねることが大切です。
私は高校3年生から小論文対策の塾に通い始めました。当初はうまく書けず苦戦しましたが、同じテーマで何度も書き直し、先生の添削を受ける中で、書き方のコツをつかんでいきました。特に、
起承転結を意識することと、全体の軸となるキーワードを作ることで、文章が論理的にまとまる
ようになりました。さらに、経済分野の知識を深めるために、日頃から新聞を読むなどニュースや時事問題に関心を持つようにしました。知識を積み重ねることで自分の考えを裏付けとなり、小論文の説得力を高めることにつながったと感じています。
プレゼンテーション型面接ではどんな対策をしましたか?
担任の先生と集中的に練習しました
総合型選抜Ⅰで課されるプレゼンテーション型面接は、1次選考の合格通知とともにテーマが提示され、事前の提出が求められます。そのため、短期間のうちにテーマについて自分の考えをまとめた資料を提出する必要があります。2次選考ではその資料に即したプレゼンテーションを行い、口頭試問を受けます。時間は口頭試問を含めて約20分です。私が受験した年のテーマは「環境問題」でした。当時、話題になっていた「ZEH(ゼッチ)住宅」に着目し、その必要性について考えをまとめました。ZEH住宅とは、省エネと創エネによりエネルギー消費を抑える住宅のことです。プレゼンテーションと口頭試問の対策としては、担任の先生に試験官役として協力していただき、
繰り返し練習
しました。特に、
予想される質問を考えて、答えを準備した
ことで、自信を持って本番に臨めたと感じています。
   
実践的な学びと、自分の能力を伸ばせる環境が魅力です。

長崎大学経済学部の魅力は、実社会の課題に実践を通して関われる点にあります。ゼミ活動では地域の方々と関わりながら、産業や地域活性化について学ぶことができ、教室での学びを現場で活かす経験ができます。3年次のゼミではグループでの活動が多く、仲間と協力する中で、さまざまな価値観に触れることができました。初めての環境でも積極的に行動する友人に刺激を受け、相手を意識したコミュニケーションの大切さを実感しました。また、私はメディア業界への就職を目指していますが、ゼミ活動を通じて、地域課題を自分ごととして捉え、自分が社会にどう貢献していきたいのかを具体的に考えられるようになり、大きな成長につながったと感じています。このように、実践的な学びと人との関わりを通して、自分の視野を広げながら将来につながる力を身につけることができる環境だと思います。



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