佐藤 優実 さん
情報データ科学部1年 熊本県立宇土高等学校 出身
一般選抜後期日程
(取材&撮影 2026年7月)
睡眠研究で知ったデータ分析の
面白さ
佐藤さんがデータ分析に興味を持ったきっかけは、高校2年生のときに取り組んだ睡眠研究でした。通っていた学校で、昼食後に10分間の睡眠時間(午睡)が設けられていたのですが、「もっと長くできないか」という疑問から、「午睡時間の延長が睡眠に及ぼす影響」をテーマとしたグループ研究を行ったのです。

研究方法は、額や耳の後ろに電極を装着し、午睡開始から自然に目覚めるまでの脳波を測定するというもの。メンバー4人の測定から睡眠段階の変化を分析した結果、「午睡時間を延長しても夜間睡眠の妨げにはならない」という結論を導きました。この研究は2025年度の日本霊長類学会の中高生発表で優秀発表賞を受賞しました。

「疑問に思ったことを自分たちで調べてデータを集め、読み込んで解明していく過程がとても面白かったです」と佐藤さん。学会発表では「被験者数が少ない」など研究者から鋭い質問や指摘に戸惑いましたが、研究をさらに深めるための貴重な助言として受け止め、改善点を見直すとともに、研究への意欲をいっそう高めました。

こうした経験を経て佐藤さんは長崎大学情報データ科学部へ進学。現在も睡眠やヘルスサイエンス分野への関心を持ち続ける一方、大学ではより幅広い分野にも挑戦したいと考えています。この夏は政治分野のインターンシップやオープンカンパニーへの参加を通じて、新たな経験を通じて社会への理解を深めていく予定です。
高校2年生までの勉強法を教えてください
予習・授業・復習のサイクルを徹底し、基礎力を養いました
高校2年生までは基礎を固める期間と考え、予習・授業・復習のサイクルで学習を進めました。
予習では分からない部分を見つけ、授業でその疑問を解決し、復習では問題演習を繰り返して理解を深めます。同じ内容に最低3回触れることが、知識や理解の定着につながりました。特に数学と化学は公式を覚えるだけではなく、計算過程を書き出すことで解法を体に叩き込んでいました。


受験に向けた環境はどのように整えましたか?
受験生の先輩方をお手本に、早い段階から学習習慣を身につけました
私は運動部に所属していたため、練習後は疲れて勉強に集中できない日もありました。そのようなときは学校の自習室を利用して、
勉強する環境に身を置く
ようにしました。「10分だけ取り組む」といった小さな目標を設定し、
少しずつ机に向かう習慣をつけることで、学習時間を確保
していました。高校2年生の頃は、受験を控えた3年生の先輩方が努力している姿を見ながら、緊張感がある環境で勉強して、学習への意欲を高めていました。
模擬試験の活用法を教えてください
正答率が低い単元は完璧に解けるまで見直しました
模試は受けっぱなしにせず、記憶が新しいうちに必ず解きなおしました。特に、
正答率が低かった単元については、次の模試までに確実に解けるようになることを目標
に、繰り返し復習しました。もちろん次の模試で同じ問題が出題されるとは限りませんが、同じ単元の問題が出題された際には、確実に解けるようにすると決めていました。
模試と模試の間の2週間から1カ月の期間を弱点克服のための期間として有効に活用できた
と思います。
苦手だった英語はどのように対策しましたか?
毎日のシャドーイングを継続して英語力を伸ばしました
英語はもともと苦手でしたが、高校3年生の夏の模試で思うような結果を残すことができなかったことをきっかけに、本気で対策に乗り出しました。英語の先生から「音読が大事」とアドバイスをいただいたことから、
毎日シャドーイングを続ける
ことにしました。教材には教科書や塾のテキスト、模試の音源など身近なものを活用し、最初は低速で発音や英語特有のリズムに慣れ、徐々に本来のスピードに合わせて練習を重ねました。その結果、
リスニング力が向上して正確に聞き取れるようになり、リーディングでは読解力がついただけでなく読むスピードも速くなりました。
毎日継続して英語に触れていたことで英語への苦手意識が薄れましたし、成績も驚くほど伸ばすことができました。
   
データ科学、情報科学の両方を学び
且つ実践的に活かせるテーマがあります

情報データ科学部の魅力は、データ科学と情報科学の両方を学べることです。2年次にはデータサイエンス(DS)コースとインフォメーションサイエンス(IS)コースのいずれかを選択しますが、選択コース以外の授業も履修できます。私は将来、データ科学を活用した研究活動に携わりたいと考えているため、DSコースを希望していますが、データ科学で得られた新しい価値観を社会で役立てるためには、IS分野の知識も欠かせません。そのため、ISコースの講義も積極的に学びたいと考えています。また、長崎大学は10学部を擁する総合大学であり、学部の枠を超えた研究に取り組める環境が整っています。私は高校時代に睡眠に関する研究に取り組んだ経験から、人体に関するデータ分析に強い関心を持っています。今後は情報データ科学部で培った知識や技術を生かし、医歯薬学系の研究室と連携して、医療や健康分野の領域の研究に携わることが目標です。



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