林 莉央 さん
医学部保健学科理学療法学専攻1年 鹿児島市立鹿児島玉龍高等学校 出身
一般選抜前期日程
(取材&撮影 2026年8月)
ICTを活用して理学療法士として
地域を支える存在になりたい
幼少期を鹿児島県・種子島で過ごした林さんは、地域住民同士の温かなつながりの中で育ちました。その一方で、離島ならではの医療課題も身近に感じていたといいます。「島内には総合診療を担う医師はいますが、耳鼻科や眼科などの専門医は定期的な派遣診療のみで、必要な医療をいつでも受けられる環境とは言えません。だからこそ、医師や看護師、薬剤師など多職種が連携して地域住民の健康を支える“チーム医療”の重要性を感じました」。

こうした経験を通じて医療職を志すようになった林さん。なかでも理学療法士は、病気やけがの発症直後から関わり、退院後や社会復帰後の生活まで長く支援することができる職種です。その役割に魅力を感じて理学療法士を目指すことを決意し、進学先には1年次からチーム医療について学べる長崎大学医学部保健学科を選びました。「医学科、保健学科、歯学部、薬学部の学生が一緒に学ぶ初年次セミナーでは、それぞれの専門性や役割を知ることで理解と尊敬の気持ちが生まれました。同時に理学療法士の強みについても考えるようになりました」。

チーム医療について学びを深めながら、林さんの関心は離島医療の将来についても広がっています。特に注目しているのがICTを活用した新たな理学療法の可能性です。現在、医師による遠隔診療は広く行われていますが、リハビリテーションや生活支援を含む多職種による遠隔ケアはまだ一般的ではない状況です。そのため、理学療法士の視点から、医療・介護・行政が連携できる遠隔ケアのネットワークづくりができないかと考えています。「理学療法士だからこそできる医療から福祉にまたがる遠隔ケアネットワークを構築し、離島地域の住民を支える存在になりたいと思っています」。

理学療法士の新たな可能性を切り拓くべく、林さんは日々学修に励んでいます。
高校2年生までの勉強法を教えてください
定期テスト対策を徹底していました
テスト前は
出題範囲を最低でも3回繰り返して見直し
ました。1回目は内容理解、2回目は解説を読まずに自力で問題を解く、
3回目で解けない場合はルーズリーフに書き出して何度も見返せるようにして
いました。そうすることで、出題範囲をもれなく勉強でき、学年上位10位以内の成績をキープできました。順位を維持することは学力向上へのモチベーションにも繋がっていたと思います。


志望校合格に向けて、どのように学習計画をたてましたか
合格者データを分析して、具体的な目標点を設定しました
3年生の4月に、長崎大学が入試情報サイトで公表している
前年度の一般選抜合格者の得点率段階別成績を参考にして、自分が共通テストで目指すべき得点を設定
しました。

得点率段階別成績の資料では、昨年の合格者が共通テストと個別試験で何点を獲得しているのかを見ることができます。私が志望した保健学科の欄を見ると共通テストで70%以上獲得できれば保健学科志望者中20位以内になることから、そのラインを目標ラインに定めました。さらに、そこから
保健学科志望者に課される共通テストの配分と照らし合わせて全教科毎の目標点に落とし込み
ました。

設定した目標点は、毎月受験する模擬試験の指標
として活用しました。模試では各教科の目標点を意識して取り組み、結果が返却された後は達成状況を確認するとともに、得点できなかった単元や理解が足りていない分野を把握しました。
模試の結果を学習計画に反映させることで効率的に実力を伸ばす
ことができました。

苦手な数学はどう克服したのですか?
基本の解法に加えて別解を学ぶことを意識しました
模擬試験を受験した際に、数学の計算に時間がかかり、最後まで解ききれないことが何度もありました。どんなに計算を速くしても間に合わないことから、「もっと効率的な解き方があるのではないか」と考えました。そこで、
別解を意識した勉強
を始めました。模試の解答に記載されている別解は必ず確認するようにしましたし、ChatGPTに別解を尋ねたこともあります。
数多くの問題を解くことより、一つの基礎問題を複数の解法で解くことに時間を割き
ました。もちろん、基本の解法を確実に身につけることが大事ですが、
別解を知ることで問題への理解が深まり、応用力も養われます。
その甲斐あって、問題への向き合い方が柔軟になったと感じています。
   
保健学科の魅力のひとつは、前述しましたが、
医学科や歯学部、薬学部の学生との共修科目があることです。

様々な医療職を目指す同世代と交流でき、多角的な視点から物事を考えられるようになります。授業をきっかけに同学年の医学科生とも仲良くなり、空きコマで一緒に出掛けるようになりました。また、私が所属する保健学科理学療法学専攻は1学年28人と少人数なのですが、28人全員と仲が良いことが自慢です。課題や試験対策ではお互いに協力し合い、困ったときは気軽に相談できます。共に学び、支え合える仲間がいることは本当に心強いと感じています。プライベートでは、全学龍踊部に所属していて、週に3回文教キャンパスで練習に励んでいます。高校まで文化系の部活に所属していましたが、大学では程よく体を動かしながら楽しめる活動を探していました。長崎の伝統文化を引き継ぐ、他大学にはない唯一無二の部活で、楽しみながら活動しています。
多くの出会いや成長の機会があり、長崎大学で充実した日々を送っています。

 

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