大学生になってますます好奇心旺盛!
突撃女子大生が語るデータ科学の魅力

情報データ科学部 学生 Interview

データサイエンスコース2年
宮本 江里菜 さん

志望が定まらなかった高校時代 情報データ科学部を選んだワケ

データ科学は全業界で求められている

進学先については高校3年の夏まで迷っていました。教育、薬学、獣医学…、やりたいことのベクトルがバラバラだったんです。そこで好きなことを書き出して、絞り込みました。「何かを生み出すことに携わりたい」「理系教科が好き」… 。そうすると情報データ科学部が当てはまっていたんです。どの業界でもデータ分析とその活用が求められていることが大きなポイントです。興味の枠が特定できず、今はまだ自分の未来をまだ決めたくないので、進路の可能性が広い情報データ科学部を選びました。

実際に大学生活がスタートすると、専門科目も、教養科目も面白くて、ますます自分の志望業界が分からなくなりました笑。大学時代はいろんな業界を見て勉強したいと思っています。だからこそ、改めて情報データ科学部に決めて良かったと思います。

データ活用の面白さって何?どんなことができるの??

データに潜んでいる事象が見えてくる

データ解析は楽しいです! たくさんの数字の中に、いろんな事象が潜んでいるし、場合によって原因を特定して、解決策を考えることもできます。活用して初めて、データは意味を持つ。だからこそ、データ収集や分析の能力が社会で求められるのだとこの1年間で理解しました。

長崎大学は、長崎県の観光や医療に関する膨大なデータを蓄積しているので、情報データ科学部ではそのデータを活用して学ぶことができます。私は高校まで陸上をしていたので、スポーツ全般に興味があり、スポーツにおけるデータ活用が気になっています。例えば、戦術パターンを数値化してチーム編成をしたり、体の動かし方の効率化を考えたりなどです。長崎大学の強みである医療データで知識を深め、スポーツに活かす方法を考えたいです。

1年生からデータ収集や解析を実践できる機会がある

実社会課題解決プログラムで難しさを実感

専門科目「実社会課題解決プログラム」※1で、1年生はグループに別れて社会の課題に取り組みます。情報科学、データ科学を活用して解決法を探る実習です。私のグループの課題は「人口流失が進む離島の新しい活用方法」でした。まずは、データを集めて現地調査に備えようと思ったのですが、予想以上に難しかったんです。例えば、各市が発表している人口データの年度が違うと、同じデータとして扱うことができないので、正確に比較・分析することができません。データを活用できなかった力不足が本当に悔しかったです。

この件に限らず、現実社会では条件が統一されたデータはまれだと思います。不揃いのデータを調節して、同じ基準で比べられるように揃える技術を身につけていかなければいけないと思います。もっと技術を極めていきたいです。

※1 実社会課題解決プロジェクト
情報データ科学部が重視している実践的な力を養う科目。自治体や地元企業と連携し、実際の社会における課題を発見し、解決していくことを目指す。
1~4年次まで受講できる。

専門科目「実社会課題解決プロジェクト」でグループメンバーと一緒に五島市へ現地調査へ。

動いた分だけ得るものがある 大学で芽生えた行動力

コロナ禍、引っ込み思案、でも成長できた

学部以外でも貴重な出会いや経験ができました。長崎大学にはいろんな分野で活躍している先輩方がいて、そんな先輩と出会うたびに 「自分が知らない世界をもっと知りたい」と思います。皆さんの目が輝いているのを見ると「私も熱中できるものに出会いたい」と思い、いろんな挑戦をしたいと思うんです。

そんな私ですが、元々とても引っ込み思案なんです。特に入学直後はコロナ禍で、先輩方と対面できなかったこともあり、何を始めるにも緊張しました。気になる部活のSNSに見学のメッセージを送った時は手が震えていたほどです。ですが、先輩方に優しく迎えられた時に思ったんです。動かないと何も始まらない、チャンスがあったら何にでも飛び込んでみよう。今、部活はアルティメット部に所属しています。

アルティメット部の活動の様子。ポジションはミドルを担当。フィールド中盤でのプレーが多く、とにかく走るので高校時代までに陸上で鍛えた脚力が活きています。

他学部の学生と繋がりを持てた教養科目の授業

授業の中で育まれた学生間ネットワーク

長崎大学は1年生から魅力的な授業がたくさんあります。中でも私が特に面白かった科目が長崎大学FFGアントレプレナーシップセンターが担当する「アントレプレナーシップ入門」「アイデア創出・デザイン思考入門」です。学部を問わず意識が高い学生が参加していて、そんな学生と意見交換できただけでも刺激的だったのですが、更にワクワクする活動に参加するキッカケにもなりました。

例えば、同センターの上條由紀子先生に誘ってもらい、学生がイノベーションを起こしていくための交流の場「NOVE(ノヴァ)」の開設に関わることができました。また、他学部の先輩に誘われて、長崎県が主催する学生サークル「TSUNAGU」に参加できました。そこからも更に学生間のネットワークが広がっています。

「NOVE」の開設では施工チームに加わり、床を作りや、壁の色を塗る作業に取り組んだ。今後は運営側として関わる予定。

長崎県が主催する学生サークル「TSUNAGU」では壱岐の島プロジェクトに参加。

将来につながる力を養うために助け合い、高め合える仲間が欲しい

魅力的な活動をする学生と出会える環境

将来のことはまだ分からないですが、どんな進路だとしても社会で即戦力になれる人材になりたいと思います。大学2年生になる今、私が考える即戦力とは「自分の意思で行動を起こせる力」や「周囲の人に呼びかけて、協力して目的を達成できる力」です。そのために、大学生のうちに人脈をつくっておきたい。自分も力を付けたいし、自分とは違う分野で助け合える仲間を見つけていきたいと思います。

長崎大学には様々な学生主体の活動組織があり、意欲、行動力さえあれば、いくらでも繋がることができます。将来にも通じるネットワークを作るための環境があります。引っ込み思案だった私ですが、私から話しかけられる人になって、人と人、人と活動を結びつけていけるようになりたいです。

ーみやもと えりなー
2001年長崎県島原市生まれ。長崎県立諫早高校出身。高校時代は陸上に没頭していたため、いざ進路を考える段になって、慌てて進路情報をかき集めたと話す。大学進学と同時一人暮らしを始め、部活動、数種類の課外活動、アルバイトと多忙な毎日を送っている。ミラーレスカメラを購入後はカメラを首に掛けるスタイルがトレードマークに。