教育学部 中学校教育コース国語専攻 3年生 HARUKAさん
年間スケジュール

 HARUKAさんが国語教員を目指すようになったのは中学時代の恩師の影響です。「先生の解説で小説の世界の鮮やかに引き込まれました」。以来、文字に関わる教科が好きになり、指導者を目指す一方で、自ら執筆することにも興味があります。大学2年生の頃には学内の出版物制作に取り組んだほか、後学のために新聞社や広告代理店でのインターンも経験したそうです。
 3年生になってからは漢文学研究室に入って、学びがぐっと専門的になりました。また、9月には教育学部生にとってのビッグイベント・教育実習を経験。附属中学校で2年生クラスを担当しました。「教育実習は大変と思っていたけれど、生徒との触れ合いも、授業をすることも、全てが楽しかったです」と話してくれました。
 12月からは特別講座が開講され、来年夏に受ける教員採用試験に備えます。4年生に向けて、大学生活はさらに濃くなっていきそうですね。

研究室ではどんな勉強をするのですか?

 中学校コース国語専攻では、1・2年次から国語学、国文学、漢文学、国語科教育、書写書道の5つの専門分野を学びます。3年次になると深く追求したい分野を決めて研究室に入り、ゼミでの主体的な学びに入ります。HARUKAさんが所属する漢文学研究室では、注釈(現代語訳と解釈)をつけながら漢文(小説、論語、漢詩とテーマは様々)を読む中で、表現方法を明らかにしたり、時代ごとの特徴を考察するなどの研究を行っています。

多彩な実習で教育実践力を養います!

 長崎大学教育学部では、3年次の教育実習のほかにも様々な実習の機会があります。1年次では教育現場を見学する参加観察実習が、2年次・4年次では野外体験での引率補助や、離島・へき地にある教育現場での指導補助を経験できる蓄積型体験学習があります。4年間で様々な教育現場を見学、経験することで、児童や生徒を観察する目を養い、指導方法を考案する力を身につけられるなど、教育実践力を鍛えることができます。