多文化社会学部2年生 奥田 朱音さん
一日スケジュール

 高校時代にシンガポールやマレーシアへ研修旅行に行ったことがあり、元々、国際協力に興味があった奥田さん。多文化社会学部で学ぶうちに興味の範囲は更に広がり、世界のことはもちろん、改めて日本文化にも注目するようになったそうです。
 「例えば、私の出身地である福岡県には大正時代から続く芝居小屋・嘉穂劇場があるのですが、建物の歴史にも、その保存活動にも興味があります」と、好奇心旺盛さをのぞかせていました。
 現在、国際学寮ホルテンシアで暮らす彼女。ルームメイトにはオランダ人留学生もいたとのこと。その一日を覗いてみましょう!

国際学寮ホルテンシアとは?

 多文化社会学部生が「留学生と交流しながら生活できるシェアハウス」と話す学生寮。同学部生は入学後1年間、1ユニット4人(内外国人留学生1人)で共同生活を送ることができます。同級生や留学生と日常的に交流することで、多文化を学ぶ上で必要な言語能力や協調性が自然と養われるのです。

※入学者の状況によっては、外国人留学生とのルームシェアとならない場合があります。

多文化社会学部の「国際学寮ホルテンシア」のページはこちらへ

空きコマに何をしますか?

 大学では必ず受講する必修科目と選択して受講する選択科目があります。学生それぞれが自分に合った時間割を考えるため、希望の授業がない場合は“空きコマ”ができるのです。このわずかな時間の使い方が意外と難しい。奥田さんの場合「学校にいる場合は提出課題をしています」とのこと。空きコマを有効活用することが生活の充実につながりそうですね。

Q1外国人がいるホルテンシアの環境をどう感じていますか?

 ルームシェアの良さは、価値観が違うルームメイトと共同生活することで刺激をもらえることです。
中でも留学生はたくさんの気づきを与えてくれました。例えば、私のオランダ人ルームメイトはとても行動的で、少しの時間も充実させる人でした。ある日突然声をかけられて山登りした時は驚きました。そんな彼女を見習って、私も暇さえあれば「出かける」「できることを探す」ようにしています。

Q2大学生活を100%楽しむコツを教えてください。

 長崎大学には出会いの機会がたくさんあります。前述の留学生以外にも、学部が違う学生や、全国から集まった出身が違う学生など、多くの人と交流することで考え方や視野の幅が広がりました。
 積極的に人と関わることが大学時代を充実させるコツだと思います。ただ、人間関係が多くなりすぎると時間がなくなるのも事実。私は自分だけの時間も大事なので、配分を考えて生活しています。

Q3受験生に向けてメッセージをお願いします。

 受験勉強で気分の浮き沈みは絶対にあります。やる気が出ない時のために“モチベーションを上げられる何か”を持っていると良いと思います。
 例えば、私は勉強に疲れた時、国際協力に関わるインタビュー記事をよく読んでいました。「将来、こんな風に国際協力に関わりたい。だから多文化社会学部に行くんだ」と、勉強に向かう気持ちを奮い立たせていました。最後まで諦めず頑張ってください。

奥田さん、取材に応じてくださり、ありがとうございました!

学生ライター

学生ライター

水産学部2年生小林 大瞬さん

 静岡県出身。海洋汚染問題に挑みたいと長崎大学水産学部に進学。入試情報サイト学生制作ページの初代リーダーを務めたほか、長崎発グローカル人材育成プログラムや長崎ドローン空援隊など様々な活動に参加。趣味は魚釣り。