水産学部3年生 山里 舞さん
年間スケジュール

 海がきれいなことで有名な離島の街・長崎県五島市出身の山里さん。幼い頃から海に親しんでいたことから自然について学べる大学を目指し、国立では数少ない水産学部のある長崎大学に進学しました。
 3年生になる今年は所属している「ながさき海援隊」のリーダーに選ばれ、コロナ禍でも工夫して活動を進めています。夕方の時間は大学での活動にあてたいと早朝にバイトを入れるなど、時間を有効活用して大学生活を充実させているそうです。ながさき海援隊は年間行事が多いので、1年をどう過ごしているのかを聞いてみました!

「ながさき海援隊」とは?

 海浜清掃を行う学生団体。2014年に発足して現在38名が在籍。3つの目的(①海ゴミを減らす。②漂着物を調査する。③環境への意識向上を図る)に基づき、月に1度清掃活動を行っています。活動場所は、長崎市内を中心に県外では山口県下関市に行くなど広域的に活動しています。

「海洋教育フォーラム」で、ながさき海援隊について
発表していましたね!

 はい。発表しました。2014年から継続している定点観測で明らかになったこと、例えば「長崎市内では外洋に面した野母崎診療所裏海岸のゴミが特に多かったこと」「採取したゴミの内75%がプラスチックゴミだったこと」などを説明し、私たち一人ひとりにゴミを出さない工夫が求められていることを発表しました。

「第68回海洋教育フォーラム」での山里さんの発表はこちらへ

Q1とっても充実した大学生活を送っていますね。大学生活を楽しむコツを教えてください。

 1年生の時に興味があるサークルに多く参加して友達を作ることです。特に、学部を問わず出会いがある全学のサークルへの参加がオススメです。
 出身県や年齢が違う友達との話はそれだけでも楽しいですが、学生それぞれが多種多様な活動しているので日々感化されています。

Q2水産学部の学びの面白さを教えてください。

 水産学部は海好きの集まりです。その中でも釣りが好きな人がいたり、船が好きな人がいたり、同級生たちの興味は様々なので、私にとってとても刺激的な環境です。
 専門科目の中で特に興味深く感じたのは、山口敦子先生の『動物学Ⅱ』です。魚の生態を学ぶ授業ですが、その魚の美味しい食べ方までレクチャーしてくださいます!

Q3最後に、受験生に向けてメッセージをお願いします。

 私が大学受験の時に意識していたのは“切り替え”です。高校時代はカルタ部に所属しており、活動中はカルタに専念していました。その分、勉強するときはとことん勉強に集中するためにあえて職員室の前でするなど工夫していました。集中する時間は意識的に作ると効果が上がると思います。頑張って下さい。応援しています。

山里さん、取材に応じてくださり、ありがとうございました!

学生ライター

学生ライター

経済学部2年生馬場 和正さん

 兵庫県出身。1年次より議員インターンシップに参加。長崎県島原市のPR活動をしています。学内ではボランティア「水際アンビュランス」を立ち上げ、池のビオトープ保全&掃除活動をしています。