浦上天主堂下交差点の目の前にある果物屋さん。代表の戸﨑さんは「自分が納得した果物を提供する」と日本全国へ足を運んで選りすぐりのフルーツを仕入れています。それだけに高値のフルーツも並んでいますが「どれも値段以上の美味しさだとご好評いただいています」と笑顔。事実、取材の日も地元の方、観光客がひっきりなしに訪れていました。併設してあるカフェではフルーツを使ったスイーツや搾りたてのジュースをいただけます。9月はシャインマスカットを使ったスイーツが人気です。一粒一粒が大きく、弾ける甘さで、絶品でした。
店名のMammyそのままにお母さんのような笑顔で迎えてくれるのは代表の岩波さん。「お腹いっぱい食べてほしい」とトルコライスは少し多めです。学生だけではなく、地域のお客さんも多いということでランチではグラタンプレート、チーズ焼きカレーなどの洋食のほかに、日替わり定食で和食も登場。毎日来ても飽きないメニューが提供されています。一方、夜はアラカルト。メニュー板を見ると英語が添えてありました。これは長崎大学の留学生の要望に応えたもの。インターナショナルな一面もある、学生の街ならではカフェです。
1945年8月9日、長崎市に落ちた原子爆弾は約14万人の死傷者を出しました。長崎原爆資料館では、被爆の惨状や原爆が投下されるに至った経過、核兵器開発の歴史、平和希求などについての資料を展示しているほか、長崎市が最後の被爆地となるための活動を行っています。学芸員のGさんは「大学生にこそ気軽に来て平和について考えてほしい」と話し、若者が参加できる平和活動として、平和への願いや絵を書き入れた手作りキャンドルに灯をともすイベント「平和の灯」や国連軍縮週間にあわせて平和祈念像前から原爆落下中心地まで行進する「市民大行進」などを紹介してくださいました。