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5-アミノレブリン酸(5-ALA)による新型コロナウイルス感染症(COVID-19)原因ウイルス各種変異株に対する感染抑制を確認

ポイント

 ◆5-ALAは、培養細胞においてSARS-CoV-2のデルタ株を含む4種の変異株の感染を抑制しました。

 ◆5-ALAは、細胞毒性もなく濃度依存的に抗ウイルス効果を示しました。

◆5-ALAは、感染抑制に対してウイルスの細胞への侵入や細胞内での複製阻害など数の作用メカニズムが考えら れるため、今後新たに出現する変異株にも有効である可能性が示唆されました。

概要

5-アミノレブリン酸(5-ALA)は、天然で合成されるアミノ酸であり、その高い生物学的利用能から抗がん療法や健康食品など、さまざまな目的で使用されています。

これまでの研究から、5-ALACOVID-19の原因ウイルスであるSARS-CoV-2の感染を培養細胞において一定の濃度以上で完全に抑制することを示しました。この抗ウイルス効果は、明らかな細胞毒性無しに、ヒト細胞と非ヒト細胞の両方で認められました。そこで、COVID-19に対する抗ウイルス薬の候補として5-ALAのさらなる研究を進めたところ、細胞を用いた各種変異株に対する試験において同様な結果が得られました。

プレスリリース

5-アミノレブリン酸(5-ALA)による新型コロナウイルス感染症(COVID-19)原因 ウイルス各種変異株に対する感染抑制を確認