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商店街の活性化へ向けて、長崎大学生、活水女子大学生、高校生、地域団体らがオンライン意見交換を実施


オンライン意見交換会(夏の座談会)の様子

 2021年8月25日(水)、長崎大学経済学部山口ゼミは、長崎県主催の「女性の未来参画推進事業」の一環で、地域の商店街活性化に向けた、オンライン意見交換会『夏の座談会』に参加しました。

 この取り組みは、県内の大学生が、島原市内の2つの商店街をはじめとする地域の関係者との意見交換等を経て、商店街を中心としたまちづくりの方向性や手法を検討、提案しようという試みの一環として実施されました。

 今年6月に長崎大学、活水女子大学の学生らは、商店街の各店舗を巡り、店主等から現状の聞き取り調査(フィールドワーク)を実施、その後も、商店街イベントに参加するなど、地元市民との交流を深めてきました。     
※フィールドワークの記事はコチラ

 今回はオンライン上での意見交換で、大学生、商店街関係者、島原市内の高校生、地域団体ら約40名が参加しました。


 初めに大学生から、これまでの調査報告が共有されました。具体的には「若年層、ファミリー層の来客が少ない」、「2つの商店街で客数の増える曜日が違う」、「貸店舗が少ない」などです。 この報告を基に行われた意見交換では、「子供の放課後時間帯、商店街を一時預かり所として活用」、「若者主催のイベントの企画」、「花手水(はなちょうず)(※)を活用したインスタ映えスポットの発掘」と、ファミリー層、若年層、観光客といったターゲットを明確にした提案が数多くありました。

 意見交換後、商店街関係者らは、「魅力的な湧き水があること」など、身近すぎて見えていなかったことに気づくことができて良かったと話しました。

 最後にまとめとして、長崎大学経済学部山口純哉准教授から「消費者の価値観は、時代とともに変化していく。今後2つの商店街が、島原市民の暮らしにとって、どんな役割を果たしていくべきなのか、大学生、商店街、地域団体らで考え、共有することが大事である。そこからいろんな取り組みが生まれてくると面白い」とコメントがありました。

 今後、大学生らは10月から12月開催予定のワークショップに向けて、インタビューやアンケート調査を継続、来年2月にまちづくりの方向性や手法を提案する予定です。

※花手水(はなちょうず)…神社や寺院でお参りする前に手や口を清める『手水舎』を、花々で飾ること。

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