AOIさん
教育学部 小学校教育コース 2年生 長崎県立川棚高等学校出身
学校推薦型選抜Ⅱ
(取材&撮影 2023年1月)
「子どもの興味や関心を引き出せる
教師を目指して取り組んでいます」
「厳しい道でも自分が目指したい道を選びなさい」。受験生だったAOIさんをそう諭したのはお父さんでした。小学校教師に憧れ、子どもの興味、関心を引き出せる教師になりたいと考えていたAOIさん。当初から教科授業開発※1の科目を体系化している長崎大学を志していました。しかし、大学入学共通テストを課さず、合格通知も早い大学の存在を知り、目標を見失いかけた時期があったのです。そんな時、導いてくれたのが冒頭の言葉でした。現在、大学での授業・実習に積極的に取り組む彼女が目指す指導者像のモデルは、小学生の頃の担任の先生、そしてお父さん。「子どもたちの大事な時に寄り添って、支えられる先生を目指します」。理想の教師への道は平坦ではないけれど、今では目標を見失うことなく、一直線に夢への歩みを進めています。

※1 教科授業開発系 –3つの系-
長崎大学教育学部小学校教育コースでは、教育現場の様々な課題に対応できる多様な人材を育成するために3つの系を設けています。教育学と心理学に基づいた学びが特徴の「子ども理解系」、授業づくりに必要な教科指導力と授業開発力を身につける「教科授業開発系」、地域社会の文化、特徴、課題を踏まえて教育に繋げる「離島・地域文化系」の3つです。小学校教育コースの全学生が入学後、3つの系から希望を選択して科目を履修します。
普段から子どもと関わりたいと、プライベートでも小学生向けの体験学習を企画・運営するボランティアサークルに参加。
面接試験ではどんな対策をしましたか?
複数の先生と、何十回も練習をしました
面接練習はいろんな先生に面接官役をお願いして何十回もしました。
先生によって角度が違う質問をしてくださるので毎回違う発見がありました。
私の場合、ベテランの先生から回答内容に深く追及されることがしばしばあり、本番への耐性がついたと思います。練習とまったく同じ質問が出ることはありませんでしたが、練習で準備した予備知識は活きたし、「頑張ったから大丈夫」と安心材料にもなりました。
小論文ではどんな対策をしましたか?
高校の先生から添削を受けて鍛えられました。
高校の先生に添削をお願いしました。受け始めた頃は原稿用紙が真っ赤に埋まるくらい修正されました。書き直して提出しても、大量の修正があり、その繰り返しにため息が出ました。ですが、
何度も書き直すうちに、正しい知識を持つことができたし、文章も整いました。
また先生が提示してくれたテーマが教育分野に限定せずに、新聞記事を元にした時事問題だったことで視野を広げられたと感謝しています。
一般選抜への準備もしていたのですか?
はい。マークテストから筆記テストへの切り替えが大変でした。
合格発表のギリギリまで前期日程に向けた勉強していました。共通テストに全力を注いだ後だったから、マークテストから筆記テスト向けの考え方に切り替えなければいけません。私の場合の試験科目は国語と英語でした。もともと筆記テストは得意じゃなかったので、
最初は少しでも多くの部分点を取れる答え方を意識していました。
何度も取り組むうちにコツを掴めるようになったと感じます。
「教科授業開発系」の学びがあること、多彩な実習があること

当初から「教科授業開発系」の勉強をしたいと思っていたので、念願だった授業を実際に受けてとても充実しています。それに加え、長崎大学教育学部の魅力は、実習の機会が多いことだと思います。大学1年生の頃から参加観察実習や、蓄積型体験実習など、多彩な実習があります。実体験を踏まえて教育法を習得することで学びの効果がぐっと高まると感じています。



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