HOME > Choho >Choho76号 My 研究室 Life:工学部・山田基貴さん

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 Part1「試行錯誤の繰り返しこそが実験の醍醐味」はこちら


隙間時間を活用して複数作業を同時並行

――大学院生としての研究生活と聞くと、夜中まで研究室にこもって作業するハードな生活をイメージしがちですが、山田さんはいかがですか。

山田さん

「僕の場合はそんなことはなくて、一日のスケジュールを決めて計画的に進めています。
研究室にはだいたい朝十時から夜七時までいて、実験を進める合間に、講義や学会発表の準備、文献調査などに取り組みます。
食事はなるべく毎日自炊して、昼食には簡単なお弁当を持参。土日はアルバイトをしたり、留学生グループと一緒にサッカーを楽しんだりしています。
実験の合間の隙間時間をうまく活用して、研究とプライベートの両立を楽しんでいます。
指導教員の有川先生も、お子さんやご家族との生活に合わせて朝早くから研究や授業をされていて、見習うことばかりです。
もちろん毎日やることはたくさんあるので、研究室にいる時間はすごく集中していて、休日とは一日の濃さがまったく違いますね」


山田さん(左)と指導担当の有川准教授。
山田さんは有川准教授の講義「有機金属化学」が錯体化学研究室がきっかけで研究室を決めました。


小さい頃から理科の実験が大好きで、大学で専門的な実験装置を扱えることにワクワクしていると語る山田さん。
大学院卒業後は海外で活躍する研究者になることを目指しています。

山田さん

「今取り組んでいる研究がそのまま将来の役に立つと思うと、自然とモチベーションが上がります。 研究室内には専門の異なる四人の先生方がいるので、さまざまな視点から研究を指導してもらえるのもありがたいです。 ただ、自分の知識不足を感じることも多く、もっと勉強して足りない部分を補い、新しい発想で研究に取り組みたいと思います」



研究室のひとコマ

液体を攪拌するのに使用するマグネティックスターラー。
多種多様な実験装置は、どれも工学部の学生が代々大切に使用してきたものばかりです。


Profile
工学研究科/山田 基貴さん

大学院工学研究科 5年一貫制2年 グリーンシステム創成科学専攻
錯体化学研究室所属 研究テーマは『金属錯体による小分子活性化』