2021年03月30日
2008年8月、日本が公的枠組下で初めて外国人医療専門職を受入れてから10余年、受入れの現状と課題に、著者らは看護学・文化人類学・経済学など学際的接近を通して継続的に取り組んできた。
コロナ禍の今、国境を越える看護師の需要は世界的に広がっているが、外国人労働者を「受入れてやる」という日本の政府・社会の姿勢について、このままでは将来、日本が外国人看護師・介護職に選ばれない国になることを、本書は予見している。
編者:平野裕子(長崎大学大学院医歯薬学総合研究科)、米野みちよ
タイトル:外国人看護師―EPAに基づく受入れは何をもたらしたのか
出版社:東京大学出版会
<東京大学出版会>
http://www.utp.or.jp/book/b555756.html