2022年05月10日
長崎大学大学院医歯薬学総合研究科(薬学系)の山吉麻子教授らの研究が、その成果を評価され、国際学術誌「ACS Biomaterials Science & Engineering」の表紙を飾りました。
メチル化修飾により遺伝子に施される「しるし」は、発生や分化、がん化の過程にも関与する重要なマーカーとして非常に注目されています。この研究では、この遺伝子に施されたメチル化修飾を光で検出する新しい技術を開発しました。知りたい遺伝子配列中のメチル化修飾の位置や量と疾患の関係を明らかにする遺伝子診断技術に発展することが期待されます。
この研究成果は新聞等でも広く報道されました。
新聞報道(日経新聞)報道はこちら
https://www.nikkei.com/article/DGXZRSP628053_10032022000000/
<論文タイトル>
“Selective photo-crosslinking detection of methylated cytosine in DNA duplex aided by a cationic comb-type copolymer”
(カチオン性くし型共重合体を用いた二重鎖 DNA に含まれるメチル化シトシンの選択的光検出)DOI:10.1021/acsbiomaterials.2c00048
研究内容に関するプレスリリースはこちら
https://www.nagasaki-u.ac.jp/ja/guidance/kouhou/press/file/2021/20220310.pdf
本学HP Research掲載(2022.3.10)
光反応で遺伝子の小さな「しるし」を検出可能に
~知りたい遺伝子のメチル化修飾を測定する新しい遺伝子診断法への応用に期待~
論文掲載学術誌はこちら
https://pubs.acs.org/toc/abseba/8/5
国際学術誌「ACS Biomaterials Science & Engineering」表紙