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  • 社会連携・貢献

島原市商店街の未来に向けて、大学生と商店街関係者らが意見交換


11月3日(水)長崎大学経済学部山口ゼミは、長崎県主催の「女性の未来参画推進事業」の一環で、地域商店街の未来に向けて意見交換を行う、ワークショップに参加しました。

この事業は、県内の大学生が、島原市内の2つの商店街をはじめとする地域の関係者との意見交換等を経て、商店街を中心としたまちづくりの方向性や手法を検討、提案しようという試みとして実施されています。

今回、島原市役所で行われたワークショップでは、大学生、地元高校生、商店街関係者らが5つのグループに分かれ、「島原市商店街の未来像、活性化に向けたプラン」について意見交換後、発表を行いました。

意見交換では、子ども向けの職業体験イベント、商店街で朝食イベント、シェアリングエコノミー(※)で空き店舗を活用など、様々なアイデアが出され、それらをまとめた各グループの発表では、共通した3つのキーワードがありました。

それは、島原の美しい湧水(ゆうすい)などの「島原の歴史、文化を生かすこと」、行政や若者らと一緒に取り組み、様々な意見を取り入れるため「他の人、組織と繋がること」、そして「地元愛」です。

「地元愛」については、グループの進行役を務めた学生から「私が発言を促さなくても、島原を良くするための話がどんどん発展していって、島原の方々の地元愛が伝わってきました。」との感想も述べられていました。

最後に山口准教授から「今回未来像として掲げてきたことを実行するためには、商店街、学生、行政それぞれが何をすればいいのか、役割分担が必要になってきます。役割分担を考えながら議論を進めることで、各自が自分事として捉えるようになり、実現に一歩近づいていきます。」とコメントがありました。

今後は12月に再度ワークショップが開かれ、来年2月に大学生らによる課題解決提案の発表会が予定されています。

※シェアリングエコノミー
個人や企業が持つモノや場所、スキルなどの貸し出しを、SNSなどインターネットを介して取引を行う仕組みのこと。「共有経済」とも呼ばれます。






まとめのコメントを行う、経済学部山口純哉准教授


ワークショップ参加者の集合写真


【今回のワークショップ参加団体】
長崎大学、活水女子大学、島原市万町商店街振興組合、島原市中堀町商店街協同組合、島原商業高校、島原青年会議所、長崎県中小企業家同友会島原支部、社会福祉法人悠久会、島原観光ビューロー、島原市、県(男女参画・女性活躍推進室、島原振興局)



【参考関連記事】
オンライン意見交換会「夏の座談会」(2021.8.25)
島原市商店街でフィールドワーク(2021.6.12)
キックオフオリエンテーション(2021.5.19)

【関連リンク】
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