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結核ワクチンBCGの遺伝的安定性を実証

長崎大学熱帯医学研究所国際保健学分野の和田崇之助教、岡山大学大学院医歯薬学総合研究科(歯)口腔微生物学分野の大原直也教授、京都大学、神戸市環境保 健研究所、結核研究所、日本ビーシージー製造株式会社の共同研究グループは、結核に対するBCGワクチン計7ロットのゲノム解析を実施。培養による新たな 変異の混在が少なく、安定性が良いことを確認しました。本研究成果は12月4日、英国のオンライン科学雑誌「Scientific Reports」に掲載されました。
結核に対するBCGワクチンは、生菌ワクチンで、長年継代培養され、また市販ロットを作製する際にも継代培養 されます。これまで、変異を生じた菌が多く含まれる懸念がありましたが、日本のBCGワクチンの中に変異を持った菌がどれだけ存在するかはわかっていませ んでした。本研究成果は日本のBCGワクチンが安定であることを示し、安全性の担保につながるものです。

※詳細はこちらのpdfをご覧ください。

論文タイトル
Deep sequencing analysis of the heterogeneity of seed and commercial lots of the bacillus Calmette-Guérin (BCG) tuberculosis vaccine substrain Tokyo-172.

 

<お問い合わせ>
長崎大学熱帯医学研究所
国際保健学分野 助教 和田 崇之
(電話番号) 095-819-7869
(メール) twada@nagasaki-u.ac.jp