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教育学部の田山淳准教授らの注意バイアス修正法によるストレス軽減効果に関する研究論文が英国誌Neurogastroenterology & Motilityに掲載されました

2017年06月15日

教育学部田山淳准教授らは、国内多施設共同研究により、心身症である過敏性腸症候群の有症状者を対象としたセルフケア方法として、注意バイアス修正法(attention bias modification : ABM)の効果を検討し、脳機能改善、不安軽減効果があることを明らかにしました。
ABMは、下図のようなICTをベースにしたセルフケア方法で、うつや不安等のメンタルヘルス不調がある場合、ポジティブ課題への反応時間(下図の場合、笑顔方向のボタン押し反応時間)が健常者に比べて遅延するものの、ポジティブ課題の捕捉(選択)を訓練的に繰り返すことによって、定量的に評価されたうつや不安の軽減効果があることが知られていました。この研究では、ABMが感情障害や不安障害のみならず心身症にも効果が認められることと、その背景メカニズムとして脳局所及び脳内ネットワークの正常化が起こることをそれぞれ明らかにしています。発表された内容は、ABMの心身症全般への適応可能性と共に、医療・教育等の現場におけるICTベースのセルフケアの在り方について示唆するものと思われます。

成果は、英国誌『Neurogastroenterology & Motility』(2017年6月14日)に公表されました。

https://doi.org/10.1111/nmo.13131

図ABMによる訓練システム
図 ABMによる訓練システム
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