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医歯薬学総合研究科の有賀純教授らが編集した『Zic family - Evolution, Development and Disease』 出版

2018年06月26日

医歯薬学総合研究科の有賀純教授らが編集したZic family - Evolution, Development and Disease が出版されました。

本書は、Zicファミリーに関連した研究についての初めての全体的な総説集で、8カ国の研究機関に在籍する現役研究者29人の共著です。日本人では有賀純、畑山実(長崎大)、佐藤ゆたか、今井薫(京大)、阿部耕太、武田洋幸(東大)、河西通(ハーバード大)、近藤寿人(京産大)(執筆順)が著者になっています。

また、動物の発生・進化におけるZicファミリーの役割についてさまざまな角度から解説されており、医学分野におけるZicファミリー関連の最新の知見(遺伝性疾患、幹細胞生物学、がん研究など)が集められています。

第1部ではZicファミリー遺伝子の構造の概観、Zicの進化過程に関する仮説、ヒドラ、センチュウ、ショウジョウバエ、プラナリアを始めとする冠輪動物、ホヤ、ツメガエル、ゼブラフィッシュ、メダカ、マウスなど代表的な発生生物学研究のモデル動物におけるZicファミリーと動物の進化や発生における役割が各モデルの専門家により、解説されています。発生学の研究テーマとしては初期胚での細胞運命決定、ボディプラン、遺伝子制御ネットワーク、分節構造形成、頭部再生、神経堤発生、神経回路網形成などが扱われています。

第2部では全前脳症、Dandy-Walker奇形、内臓左右不定位・心血管奇形、頭蓋骨早期癒合症などZicファミリーの関係する先天性奇形について解説されているほか、多能性幹細胞の分化制御・細胞の癌化におけるZicファミリーの役割が述べられ、最後に生化学的な視点から遺伝子発現制御、クロマチン制御因子としてのZicタンパク質の分子機能についての研究が紹介されています。


Zic family表紙

※画像クリックで電子版のページにジャンプします。

380頁、105図版、うち69がカラー図版

アマゾンやSpringerなどで内容の一部がご覧になれます。
Hardcover版、Kindle版などで販売されています。

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