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水産・環境科学総合研究科 博士後期課程 環境海洋資源学専攻3年(保全生態学研究室)の村瀬偉紀さんらの研究論文が,Journal of Fish Biology誌に掲載されました

2019年11月08日

水産・環境科学総合研究科 博士後期課程 環境海洋資源学専攻3年(保全生態学研究室)の村瀬偉紀さんらは、奄美大島に生息する絶滅危惧種のリュウキュウアユ(Plecoglossus altivelis ryukyuensis)の親魚48個体を対象として、耳石の日輪解析と微量元素(Sr/Ca比)分析により、海洋生活から河川生活までの生活史を通した成育場所の利用様式の解明を試みてきました。
これまで、リュウキュウアユは、河川遡上後は、淡水域で成育すると考えられてきました。しかし、本研究の成果から、全ての個体が河川遡上後に一度以上、汽水域に短時間来遊していたことが分かりました。また、河川生活期に高塩分を経験した個体ほど、採集時体サイズが大型であることが明らかになりました。これらのことから、リュウキュウアユは河川遡上後も汽水域を成育場所として利用していることが初めて示され、リュウキュウアユを保全する上で重要な知見を得ることができました。
本研究成果は2019年10月6日付けでJournal of Fish Biology誌に掲載されました。

Murase I, Iguchi K (2019) Facultative amphidromy involving estuaries in an annual amphidromous fish from a subtropical marginal range. Journal of Fish Biology. doi: 10.1111/jfb.14147

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