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経済学部須齋正幸教授らの研究成果がJournal of International Financial Markets, Institutions & Money誌に掲載されます

2020年11月20日

自然科学・社会科学分野の学術雑誌を対象として、その雑誌の影響度や引用された頻度を測る指標の“ジャーナルインパクトファクター (journal impact factor)”[1]にて、高い数値で高評価を得ているジャーナル誌“Journal of International Financial Markets, Institutions & Money”に、経済学部の須齋正幸教授とポーツマス大学(英国)のDr. Alexis Stenforsとの共著論文“Spoofing and Pinging in Foreign Exchange Markets”が掲載されることとなりました。

本論文では、FXスポット市場の感受性(影響)を調査し、オーダー送信戦略(order submission strategy)が、市場の状態の誤った印象を作り出すことを意図したものか(spoof orders)、または市場の隠された情報を抽出するもの(ping orders)であるかについて実証的に分析しています。

この研究の結果は、ユーロ/米ドルおよび米ドル/円情報が豊富な注文に対して非常に敏感であり、なりすましの戦術が、通貨ペアの全体的な市場流動性ではなく、選択された電子取引システムに依存している可能性があることを示唆しているということを明らかにしました。さらに、この研究で、EUR/SEKおよびUSD/RUB市場では、pinging戦術の普及が広がっていることが分かりました。

なお、この論文を投稿前のワーキングペーパーはSocial Science Research Network(SSRN)に2019年1月に投稿され、当初はExchange Rates & Currency (International)”分野で数週間に渡りダウンロードリスト世界トップ10に入りました。
また、Chartered Association of Business Schoolsには雑誌毎のランキングが掲載されており、本誌は、そのファイナンス分野ランキングでランク3(最高ランク4)にカテゴライズされています。

Spoofing and Pinging in Foreign Exchange Markets
*クリックして拡大(PDF:120K)

[1] インパクトファクターはここ2年間における「平均的な論文」の被引用回数を示し、回数が高いほど評価が高い。

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