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医歯薬学総合研究科の星友矩さんらの研究がネイチャー出版グループの学術雑誌に掲載されました

2013年12月13日

本学大学院医歯薬学総合研究科大学院生・星友矩さん、熱帯医学研究所・皆川昇教授、砂原俊彦助教とマラウイ大学の研究がネイチャー出版グループの学術雑誌(NPG)、Emerging Microbes & Infectionsに掲載されました。

マラリアは、依然としてサブサハラ・アフリカにおいて重大な健康問題であり、年間推定65ー100万人の死者を出しています。殺虫剤を処理した蚊帳は効果的にマラリアを予防し、また多くの蚊帳がマラリア流行地に広く配布されています。しかしながら、配布された蚊帳がいつも利用されているとは限りません。そこで、蚊帳を所有しているにも関わらず、利用しない人びとの蚊帳利用を促進するための新たなアプローチを探る必要がありました。本研究では、マラリア流行地であるアフリカのマラウイ共和国ゾンバ地区で36世帯を対象に、各世帯からマラリア媒介蚊を採集し、その場で生きたままの蚊を各世帯主に見せ、健康教育が行われました。健康教育では、生きた蚊を見せることがどの程度、蚊帳利用の促進に影響を与えるかを確かめるため、?教育を行わなかったグループ、?一般的なマラリア予防のパンフレットだけを用い教育を行ったグループ、?生きた蚊を見せながらパンフレット教育を行ったグループ、の3グループを比較しました。結果、生きた蚊を見せ教育を行ったグループは、教育を行わなかったグループの13倍、蚊帳利用が促進されました。この単純で、効果的な手法は、マラリア流行地のコミュニティや学校で実施されることが期待されます。

論文タイトル
Beyond buzzing: mosquito watching stimulates malaria bednet use—a household-based cluster-randomized controlled assessor blind educational trial
http://www.nature.com/emi/journal/v2/n10/abs/emi201367a.html

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