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  • 社会連携・貢献

島原市商店街の活性化に向けて、大学生と商店街関係者らが意見交換

12月18日(土)長崎大学経済学部山口ゼミは、長崎県主催の「女性の未来参画推進事業」の一環で、地域商店街の活性化に向けた意見交換を行う、ワークショップに参加しました。

 

この事業は、県内の大学生が、島原市内の2つの商店街をはじめとする地域の関係者との意見交換等を経て、商店街を中心としたまちづくりの方向性や手法を検討、提案する試みです。

今回、島原市役所で行われたワークショップでは、大学生、商店街関係者らが3つのグループに分かれ、長崎大学、活水女子大学の検討状況について、中間発表と意見交換が行われました。

中間発表では、各大学の学生から、地元住民をターゲットにした「商店街全体のコンセプト作り」や「小学生の仕事体験イベント」、さらには観光客をターゲットにした「商店街のインスタ映えスポットを巡る旅行プラン」の提案が行われました。

意見交換では、「商店街だけではなく、町全体としてコンセプトを考えていく方が良いのでは」という意見が出され、「エシカル消費」(※1)や熊本市が認定されている「フェアトレードタウン」(※2)などの具体例も挙がり、活発に話し合いが行われました。

 

商店街関係者との意見交換の様子


最後に長崎大学経済学部の山口純哉准教授から「子育てがしやすい町は、概ね高齢者にも優しい町であるように、広い視野でコンセプトを考えてみること。イベントについては、今後どのように継続、拡大していくのかについても、検討していただきたい」とコメントがありました。
今後は、2月にまちづくりの方向性や手法に関する最終プレゼンが行われます。

まとめのコメントを行う経済学部山口純哉准教授

 

※1 エシカル消費
消費者それぞれが各自にとっての社会的課題の解決を考慮したり、そうした課題に取り組む事業者を応援しながら消費活動を行うこと。
例えば、買い物で何を買うか選ぶとき、価格、品質、安全性のほかに、それがどのようにして作られたかといったものの背景(地元の産品、被災地産品、福祉施設で作られた製品等)を意識し、それを選ぶことで社会課題の解決(地産地消、被災地支援、障がい者の自立支援等)につながるような消費行動を指す。

※2 フェアトレードタウン
発展途上国の原料や製品を適正な価格で継続的に購入することを旨とした「公平貿易証明」がなされた商品の利用を促進しているとして、公正貿易証明団体から認定された都市のこと。

【今回のワークショップ参加団体】
長崎大学、活水女子大学、島原市万町商店街振興組合、島原市中堀町商店街協同組合、島原青年会議所、島原商工会議所、社会福祉法人悠久会、島原ブランディングデザイン事務所、島原市、県

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【関連リンク】
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