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4班「海藻色素の分離と吸収スペクトル測定」


海洋生物機能科学講座
海洋生物物理化学研究室
教授 山口 健一
助教 上野 幹憲(写真)


海の植物の光合成色素は、陸上の植物と異なる、独特なタンパク質から成り立っています。海の植物といっても、緑藻、褐藻、紅藻などの種類があり、今回の研究では、それらの種によって光合成色素に違いがあるのか、検証を行いました。
すりつぶした海藻を純水や薬品で溶かし、遠心分離機(遠心力により成分を分離させる機械)で色素の抽出を行い、それらのデータを基に考察を行いました。
これらの天然色素は様々な方法で利用されており、このような研究から構造や機能を理解することで、利用方法を検討する際に役立ちます。








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