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若者が輝く、若者で輝く長崎の創生へ

2018年01月22日

   長崎大学が提案した「若者が輝く、若者で輝く長崎創生」が、文部科学省の「地(知)の拠点大学による地方創生推進事業(COC+)」に採択されて3年経過しました。この事業は、長崎県からの人口流出、特に進学や就職を契機にした若者の人口流出が、地域の克服すべき最重要課題の一つであるとの認識に立ち、大学生の県内就職率を平成26年度実績と比較して10%向上させることを最も大きなミッションとしています。

   東京を中心とした日本地図で長崎県を見ると、長崎は西の端でしかありませんが、もっと視野を広げると、東アジアの要の位置にあることがわかります。グローバル化や電子社会の発展は、国境線と情報の隔絶をなくします。同時に、アジアへの物流の距離は一番短いのですから、長崎独特の歴史・文化的な特異性と相まって、新しい価値が生み出される可能性は十分にあります。COC+事業では、長崎が先行している、観光、海洋エネルギー・海洋環境、医療・福祉、教員養成の分野を核とする人材の育成から、まず開始しています。そして、人材が人材を生む正のスパイラルによって、地域の課題を地域の特徴へ変えていくことが最終目標です。

   この事業では、本学が代表校として,長崎県、長崎市、佐世保市の自治体に加えて、20の経済団体・企業等と協働し、長崎国際大学、長崎純心大学、長崎県立大学、長崎短期大学を参加校,長崎総合科学大学、佐世保工業高等専門学校を協力校として、長崎県の将来を担う若者の育成を行っています。この事業の成否には、地域の環境整備が不可欠であり、今後とも地域の皆様のご支援とご協力を賜りつつ、推進してまいりたいと思います。

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