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観光ナガサキを支える"道守"養成ユニット開講記念講演会における学長挨拶

2008年10月03日

長崎大学長の齋藤寛でございます。「観光ナガサキを支える"道守"養成ユニット」のプログラム責任者として,一言ご挨拶を申し上げます。
本日はご多用中のところ,また遠方より,本ユニットの開講記念講演会にお集まりいただき,心よりお礼申し上げます。

この「観光ナガサキを支える"道守"養成ユニット」は,長崎大学が長崎県と連携して実施する社会人のための人材養成プログラムであり,平成20年度の文部科学省科学技術振興調整費「地域再生人材創出拠点の形成」のひとつとして採択されました。
今年度は52件の応募があり,13件が採択されました。4倍の競争率でした。長崎大学としては,昨年度の水産学部による「海洋サイバネティクスと長崎県の水産再生」(水産業活性化のための人材養成プログラム)に続いての採択となり,学長として大変喜んでおります。

実は本プログラムは昨年度も申請し,文科省の最終ヒアリングにまで残ったのですが,採択には至りませんでした。そのときの経験を活かして,申請内容をブ ラッシュアップすべく,今年度は学内で4回,ヒアリング当日の朝にも本学の東京オフィスで最後のブラッシュアップを行いました。私は昨年来のすべてのブ ラッシュアップ会議と最終ヒアリングに立ち会いましたので,採択された喜びもひとしおでございます。
ブラッシュアップ,またヒアリングには,長崎県の田崎敏昭様,長崎県建設業協会の谷村隆三会長にご協力をいただきました。この場を借りて厚くお礼を申し上げます。

本ユニットのプログラム内容につきましては,後ほど担当者から具体的な説明があると思いますが,教会群等の観光資源が県下の離島・半島に点在し,それら を結ぶ渡海橋や港湾等のインフラ構造物が多数存在する長崎県においては,観光地のネットワーク化という意味で「道」は重要な役割を果たしています。
その「道」を常に健全な状態に保つための人材を養成することにより,観光立県ナガサキに貢献し,産業の活性化につなげようとするものです。

本日の"道守"養成ユニット開講記念講演会では,構造物の維持管理に深くかかわってこられた,藤野陽三東京大学大学院工学系研究科教授,田崎敏昭長崎県 土木部道路維持課長,吉岡敦(独)土木研究所構造物メンテナンスセンター橋梁構造研究グループ長,阿部允特定非営利活動法人橋守支援センター理事長のご四 方に基調講演をお願いいたしました。

本日のご講演が本日ご参集の皆様方にとって興味深く,意義深いものとなることを確信しております。
また,ご講演終了後には,意見交換会も企画されておりますので,ぜひそちらにもご参加いただきたいと存じます。
本プログラムは今年度から5年間実施予定ですが,皆様方に今後も変わらぬご指導,ご鞭撻のほどをお願い申し上げまして,私のご挨拶とさせていただきます。
ありがとうございました。

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